Radeon RX 9060 XTの特徴とBTOゲーミングPCの選び方【2025年最新】

「そろそろゲーミングPCを買い替えたいけど、性能と価格のバランスがいいモデルがなかなか見つからない…」そんな悩みを持つ方におすすめなのが、AMDの最新GPU「Radeon RX 9060 XT」を搭載したBTOパソコンです。

このグラフィックボードは、2025年6月に登場したばかりの新アーキテクチャ「RDNA 4」採用モデル。快適にゲームが楽しめるのに、価格はミドルレンジ。特にWQHD(2560×1440)解像度でのゲームプレイを目指す人にとって、性能・価格ともに「ちょうどいい」バランスを実現しています。

この記事では、Radeon RX 9060 XTの特徴や性能、BTOパソコンでの選び方、おすすめ構成までをわかりやすく解説。初心者から中級者まで「今買うべきグラボ搭載PC」を探している人に役立つ情報をお届けします。

目次

Radeon RX 9060 XTの基本スペックと特徴をわかりやすく解説

AMDロゴ

まずは、Radeon RX 9060 XTがどんなグラフィックボードなのか、基本的なスペックや注目ポイントをチェックしておきましょう。

RDNA 4アーキテクチャ搭載の新世代ミドルレンジGPU

Radeon RX 9060 XTは、AMDが開発した最新アーキテクチャ「RDNA 4」を採用しています。これにより、前世代よりもグラフィックス処理の効率が向上し、よりスムーズで高画質なゲームプレイが可能になっています。

さらに、レイトレーシングやAI処理の性能も強化されており、これまでよりリアルな映像表現が楽しめます。

基本スペック一覧(主な仕様)

項目アーキテクチャGPU名演算ユニット(CU)ストリームプロセッサゲームクロックブーストクロックビデオメモリ(VRAM)メモリインターフェースメモリ帯域幅Infinity Cache消費電力(TBP)推奨電源容量接続インターフェース
内容RDNA 4Navi 4432基2,048基約2.5GHz最大約3.1GHz以上8GB または 16GB GDDR6128-bit最大320GB/s32MB約160W(16GBモデル)450W以上PCI Express 5.0

スペックから見る特徴まとめ

  • 最大3.1GHz超の高クロック動作で、処理性能に余裕あり
  • 16GB GDDR6メモリモデルは、WQHD解像度や一部のクリエイティブ用途にも対応
  • 電力効率にも優れ、160W前後で高いパフォーマンスを発揮
  • 最新のPCIe 5.0対応で、今後の拡張性にも安心

これらの特徴からわかる通り、Radeon RX 9060 XTは「ミドルレンジながらも高性能を実現した、非常にバランスの良いGPU」です。

さらに、このRX 9060 XTの実際のパフォーマンスや、ゲームでの動作イメージについて詳しく見ていきます。

RX 9060 XTのパフォーマンスと進化ポイントをチェック

Radeon RX 9060 XTは、単に「新しいGPUだから高性能」というだけではありません。実際のゲーム体験で体感できる進化がしっかりあります。

前世代(RX 7600 XT)より大幅に性能アップ

まず大きなポイントとして、前のモデル「RX 7600 XT」と比べて性能向上が確認されています。より重いタイトルでも設定を下げることなく、高解像度かつ快適なフレームレートでプレイできるようになっています。

WQHD解像度でのゲームが安定して快適

RX 9060 XTのメモリ16GBモデルの場合、2560×1440(WQHD)解像度でのゲームプレイも可能となっています。フルHDよりも画質がきれいで、4Kよりも動作が軽いという「ちょうどいい環境」で、多くの人気ゲームを快適に動かせる点が魅力です。

新しいテクノロジーによる描画性能の向上

RX 9060 XTでは、次のような技術が搭載されています。

第3世代レイトレーシングアクセラレータ光や影の表現がリアルに
第2世代AIアクセラレータゲーム中の画像補完処理がより高速に
FidelityFX Super Resolution 4(FSR 4)高解像度を保ちながら軽量化
AMD Fluid Motion Frames(AFMF)フレーム補完で映像が滑らかに

これらの技術をうまく使えば、見た目は高画質・動作は軽快という理想的なゲーミング環境が実現できます。

WQHDゲーミングを考えているなら16GBモデルが「買い」

グッド

性能と価格のバランスを重視するゲーマーにとって、RX 9060 XTはまさに「狙い目」のGPUです。

前世代より確実に進化しており、最新ゲームにも対応可能な実力派といえるでしょう。

RX 9060 XTにおすすめのBTOパソコン構成とは?

グラフィックボード「Radeon RX 9060 XT」の性能を最大限に活かすには、他のパーツとの組み合わせがとても重要です。BTOパソコンなら、自分に合った構成で購入できるため、性能と価格のバランスが取りやすくなります。

RX 9060 XTと相性の良いパーツ構成を紹介します。

CPU:Ryzen 7シリーズやCore i7が最適

RX 9060 XTは比較的高性能なグラフィックボードなので、ミドル〜ハイグレードのCPUと組み合わせるのが理想です。

  • AMD Ryzen 7 9700シリーズ:同じAMD製品同士での相性が良好
  • Intel Core i7-14700 以降:ゲーミングやクリエイティブ用途に強い

Ryzen 5やCore i5でも動作に問題はありませんが、ゲームや配信などを快適にこなしたいならRyzen 7・Core i7クラス以上を選ぶと安心です。

メモリ:DDR5・32GBで余裕のある動作に

ゲームプレイや動画編集を快適にするなら、32GBのDDR5メモリがおすすめです。

最新のゲームタイトルでは、16GBでは足りない場面も出てくるため、将来的な安心感を含めて32GBを推奨します。

ストレージ:1TB SSDが標準ライン

ゲームの容量は年々増加傾向にあるため、1TB以上のSSD(NVMeタイプ)を選んでおくと、複数のゲームやアプリを快適に管理できます。

予算に余裕があれば、M.2 SSDを追加したり「1TB SSD + 2TB HDD」のように、SSDとHDDの併用もおすすめです。

電源ユニット:650W〜750Wが安心

RX 9060 XTは約160Wの消費電力ですが、他のパーツと合わせると全体ではもっと必要になります。

  • 最低でも650W以上の電源を選びましょう
  • 将来的なパーツ増設を考えるなら750W以上がベター
  • 80PLUS認証付きだと電力効率も良く、電気代の節約にもつながります

その他のポイント:PCIe 5.0対応マザーボードも視野に

RX 9060 XTはPCI Express 5.0に対応しています。

現時点で大きな差はありませんが、将来的なGPUやストレージの拡張を考えるなら、マザーボードもPCIe 5.0対応のものを選んでおくと安心です。

RX 9060 XTを搭載したBTOパソコンであれば、気にしなくてもいい項目でもあります。

パーツ構成を最適化すれば長く使える1台に

BTOパソコンでRX 9060 XTを選ぶなら、性能をしっかり引き出せるパーツ構成を意識することが大切です。

「とにかく価格を抑えたい」だけでなく、少し先を見据えて構成することで、長く満足して使えるゲーミングPCになりますよ。

どんな人におすすめ?RX 9060 XTはこんな使い方にぴったり

ポイント

Radeon RX 9060 XTは、「ハイエンドまではいらないけど、しっかり高画質でゲームを楽しみたい」という人にちょうどいいGPUです。性能と価格のバランスがよく、ゲーミングPC選びで迷っている人にこそおすすめできるモデルです。

ゲームは高画質で楽しみたい。でも予算は抑えたい人

RX 9060 XTは、WQHD解像度でのプレイに対応する十分な性能がありつつ、価格はエントリーからミドルクラス。

RTX 5070クラスまでは手が届かないけど、快適にゲームを楽しみたい」という層にとって、非常にコスパの良い選択肢になります。

初めてゲーミングPCを買う人・BTO初心者

初めてゲーミングPCを選ぶ人にとって、「どのグラボがいいの?」という疑問はよくある話です。

RX 9060 XTなら、多くの人気ゲームを高設定でサクサク動かせるため、最初の1台にも安心。特にBTOのゲーミングパソコンを選べば、自分に合った構成を自由にカスタマイズできるのも魅力です。

ライトクリエイター・配信にも活用したい人

ゲーム実況や動画編集、簡単な3DCG制作を行うライトクリエイターにもRX 9060 XTはおすすめです。

AI処理性能やレイトレーシング性能も進化しており、「遊び+ちょっとした作業」までカバーできる汎用性があります。

買い替え・旧世代からのステップアップを考えている人

「そろそろGTX 1660やRX 580から買い替えたい…」という方にとって、RX 9060 XTは最新世代ならではの快適さを実感できるGPUです。

RDNA 4アーキテクチャや最新機能により、旧世代機とは明らかに違う滑らかな映像体験を楽しめます。

RX 9060 XTは「バランス型」を求める人にぴったり

性能だけでなく価格も現実的なRadeon RX 9060 XTは、「高すぎず、低すぎず」を求めるユーザーに最適なGPUです。
ゲーミング・配信・映像作業など幅広い用途に使える万能タイプで、これからPCを選ぶ人の“最適解”のひとつになるはずです。

Radeon RX 9060 XTは「今ちょうどいい」1枚

Radeon RX 9060 XTは、性能と価格のバランスがとれたミドルレンジGPUとして、今非常に注目されています。

WQHD解像度でのゲーミングにも十分対応し、前世代と比べて明らかに快適さが増した点は多くのレビューでも高く評価されています。

とくに以下のような方には、間違いなくおすすめです。

  • フルHD以上の画質でゲームを楽しみたいけど、ハイエンドまでは不要な人
  • RTX 4060や7600 XTなどからステップアップを検討している人
  • 初めてBTOパソコンを買うけど、長く使える構成で選びたい人

BTOパソコンなら、自分に合った構成で無駄なく性能を引き出せるのが魅力。

この記事を参考にしながら、あなたにぴったりのRX 9060 XT搭載PCを選んでみてください。

Radeon RX 9060 XTを搭載したおすすめBTOゲーミングパソコン

mouse:RADEON RX 9060 XT 16GB × Ryzen 7 9800X3D搭載モデル

NEXTGEAR JG-A7A6X
4.5

特徴

  1. Ryzen 7×RX 9060 XTで高性能
  2. 強化ガラス採用のスタイリッシュ筐体
  3. メモリ増設で将来性も◎
価格

254,800円(税込)から

スペック
CPUAMD Ryzen 7 9800X3D プロセッサ
GPUAMD RADEON RX 9060 XT(16GB)
メモリ16GB
ストレージ1TB
電源750W【80PLUS BRONZE】
保証3年間センドバック修理保証

mouseの「NEXTGEAR JG-A7A6X」は、AMDのCPU・最新GPUを搭載した高性能ゲーミングPCです。

CPUにはゲーム向けで人気のRyzen 7 9800X3D、GPUには16GBの大容量メモリを備えたRadeon RX 9060 XTを採用。AMD製パーツ同士の組み合わせにより、抜群の相性と安定したパフォーマンスを実現しています。

標準構成でも十分なスペックですが、予算に余裕がある方はメモリを32GBに増設することで、さらに快適なゲームが可能になります。

外観にもこだわりがあり、強化ガラスのサイドパネルと個性的なフロントデザインが目を引くケースを採用。冷却性や操作性にも配慮されており、細部まで使いやすさが考えられています。

初めてのゲーミングPCとしても、ワンランク上のモデルとしても満足度の高い1台。長く使えるコスパ重視のゲーミングPCを探している方におすすめです。

SEVEN:Radeon RX 9060XT 16GB × Ryzen 7 9800X3D搭載モデル

ZEFT R60FT
4

特徴

  1. Ryzen 7 9800X3D×Radeon RX 9060 XTで快適
  2. 自由度の高いパーツ選択可
  3. メモリ32GBカスタマイズで高負荷も安心
価格

274,780円(税込)から

スペック
CPUAMD Ryzen 7 9800X3D
GPUAMD Radeon RX 9060XT
メモリ16GB
ストレージ1TB
電源750W 【80Plus Gold認証】
保証1年間

SEVENの「ZEFT R60FT」は、最新のAMD製CPUとGPUを搭載した高性能ゲーミングPCです。

CPUにはゲーム性能に優れたRyzen 7 9800X3D、GPUには16GBモデルのRadeon RX 9060 XTを採用。AMD同士の組み合わせで、相性の良いパフォーマンスと高い安定性が魅力です。

標準構成でも快適にプレイできますが、予算に余裕がある方にはメモリ32GBへのカスタマイズがおすすめ。重たいゲームや同時に複数作業を行う環境でもしっかり対応できます。

SEVENらしい強みとして、カスタマイズの自由度が非常に高いのもポイント。PCケースやCPUクーラー、パーツメーカーなど、細かい部分まで好みに合わせて選べます。

初心者にも安心なスタートモデルとしてはもちろん、パーツにこだわりたいPC上級者にもぴったりの1台です。

FRONTIER:Radeon RX 9060 XT (16GB) × Ryzen 7 7800X3D搭載モデル

FRAFB850/R16
4

特徴

  1. ASUS製ケースで高い冷却性能
  2. Ryzen 7×RX 9060 XTの組み合わせ
  3. コンパクト筐体で設置がしやすい
価格

249,800円(税込)から

スペック
CPUAMD Ryzen 7 7800X3D【ASUS製】
GPUAMD Radeon RX 9060 XT【16GB・ASUS製】
メモリ32GB
ストレージ2TB
電源750W ATX電源 80PLUS GOLD
サイズ幅:約205mm x 高さ:約360mm x 奥行:約460mm
保証1年間センドバック保証

FRONTIERの「FRAFB850/R16」は、ASUSiconとのコラボにより生まれた、安定性とパフォーマンスに優れたゲーミングPCです。

CPUにはRyzen 7 7800X3D、GPUにはRadeon RX 9060 XTを搭載し、AMD製パーツ同士の相性の良さを活かした構成。少し重めのゲームでもしっかりフレームレートを維持し、快適なプレイが可能です。

PCケースにはASUSicon製の「PRIME AP201 MicroATX Caseicon」を採用。メッシュパネルで通気性が高く、冷却性能も良好。サイズもコンパクトで、幅約20cm・高さ約36cm・奥行約46cmと、デスク上や省スペースにも設置しやすい設計です。

また、マザーボードやケースなどもASUSicon製を採用されており、見た目や安定した動作を重視したい方にもおすすめ。

「冷却・スペック・デザイン」のバランスを求める方にぴったりな、コスパの高い1台です。

さらにRadeon RX 9060 XTを搭載したおすすめBTOゲーミングパソコンの紹介

このほかにもRadeon RX 9060 XTを搭載したおすすめのBTOゲーミングパソコンのまとめ記事もあります。

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RX 9060 XTおすすめBTO

よくある質問(Q&A)|RX 9060 XT搭載BTOパソコンに関する疑問を解決!

Radeon RX 9060 XTは4K解像度でも使えますか?
軽めのゲームや設定を下げれば4Kでもプレイ可能ですが、基本的にはWQHD(2560×1440)環境が最適です。4K高設定で安定したフレームレートを求めるなら、上位モデル(例:RX 9070など)を検討した方が無難です。
GeForce RTX 5060 Tiと比べて、RX 9060 XTはどっちがいい?
価格とVRAM容量ではRX 9060 XTが有利です(16GBモデル)。一方で、レイトレーシング性能やDLSS対応などではNVIDIAが優位な場合もあるため、どんなゲームを重視するかによって選び方が変わります。
FSRやFluid Motion Framesを活用すれば、RX 9060 XTでも滑らかな映像は十分実現できます。特にこだわりが無ければRadeon RX 9060 XTで十分です。
ビデオメモリ(VRAM)は8GBと16GB、どちらを選ぶべき?
WQHD以上の解像度で遊ぶ予定があるなら16GBモデルを推奨します。VRAMが多いほど、テクスチャの読み込みやマルチタスク時の安定性に余裕が生まれるため、今後のゲームにも安心して対応できます。
電源ユニットはなぜ650W以上が必要なの?
RX 9060 XT単体の消費電力は160W程度ですが、CPU・マザーボード・ストレージ・冷却ファンなど他のパーツも電力を使います。
余裕のある650〜750Wクラスの電源を選んでおけば、パーツ交換や将来のアップグレードにも安心です。
Radeon RX 9060 XT搭載のおすすめBTOモデルはありますか?
本文で紹介している通り、mouse、MDL.make、FRONTIERなど国内BTOメーカーから複数の対応モデルが販売中です。
次のセクションで、初心者でも選びやすい構成モデルをいくつか紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
>BTOパソコンでオンラインゲームを楽しもう!

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