これからゲーミングPCを買い、ゲーム中も通話やブラウザーを使うなら、メモリ32GBをおすすめします。ゲームだけで16GBに収まる使い方なら16GBでも十分ですが、32GBには複数のアプリを閉じずに使える余裕があります。32GB構成の価格を抑えるならMDL、3年間の保証を重視するならNEXTGEAR、CPUとGPUの両方に予算をかけるならOZgamingが候補です。
メモリ32GBのゲーミングPCは、価格・GPU・保証で選ぶ

まずは購入候補の違いを整理します。3台ともメモリ32GB(16GB×2)・SSD1TBの構成です。MDLとNEXTGEARはメモリなどの変更が必要なので、下表には変更費用を含めています。
| 重視すること | おすすめモデル・税込本体価格 | 選ぶ理由 |
| 価格を抑えたい | MDL MD9657 228,600円 | RX 9060 XT 16GB搭載。32GBへ変更した価格 |
| 保証期間を重視したい | NEXTGEAR JG-A7G60 303,000円 | RTX 5060搭載。32GB・1TBへ変更、3年間保証 |
| WQHD向けに性能を重視したい | OZgaming Sシリーズ 309,800円 | Ryzen 7 9700X+RTX 5070。32GB・1TBが標準 |
価格・構成は2026年9月16日現在。クーポンは計算に含めていません。MDLはSSD1TBへの無償増量適用時、OZgamingは販売期間が2026年10月1日0時までのセール対象品です。NEXTGEARは送料無料。MDL・OZgamingは配送先に応じた送料を注文画面で確認してください。
本体価格で選ぶならMDLが第一候補です。予算を約31万円まで増やせる場合は、ゲーム性能を重視してOZgamingへ、保証期間を重視してNEXTGEARへ、という分け方になります。NEXTGEARは価格の安さより、購入後の窓口と保証を含めて選ぶ1台です。
16GBで足りる人と、32GBを選びたい人の違い

メモリは、起動中のゲームやアプリが使うデータを一時的に置く場所です。ゲームを保存するSSDとは役割が違い、32GBへ増やしてもインストールできる本数は増えません。容量を決めるときは、遊ぶゲームの推奨メモリと、同時に起動するアプリを合わせて考えます。
| メモリ容量 | 向いている使い方 | 判断のポイント |
| 16GB | 推奨16GB以下のゲームが中心。起動するアプリを絞る | 予算優先なら候補。手持ちPCで不満がなければ急いで増設しない |
| 32GB | 推奨32GBのゲーム、ゲーム+通話・ブラウザー・録画 | 新規購入で用途を広げたい人向け。GPUとのバランスも取る |
| 64GB | 大規模な制作作業や、公式に64GBを求める設定・用途 | 必要なソフトや実際の使用量が理由になる場合に検討 |
32GBが役立つのは、ゲーム以外のアプリも使うとき
友人と通話しながら遊ぶ、攻略ページを開く、録画したプレイをあとで編集する。こうした使い方では、ゲーム以外にもメモリが必要です。32GBを選ぶメリットは、容量が厳しいときにアプリを閉じたり、作業を切り替えたりする手間を減らせることにあります。
ただし、ブラウザーはタブの数やページの内容、録画は設定によって使用量が変わります。「ゲームと通話で必ず何GB」という足し算より、自分が使うアプリを開いた状態で判断するほうが確実です。これから初めて買う人は、必要量を試しにくいため、予算が許せば32GBを選んでおくと用途の幅を持たせられます。
16GBで快適なPCを、容量だけで買い替える必要はない
遊んでいるゲームが快適に動き、通話やブラウザーを併用しても困らないなら、その16GBのPCを使い続けて大丈夫です。32GBはすべてのゲームの最低条件ではありません。買い替えを考える前に、ゲーム中のメモリ使用量を調べる方法で、不足しているかを切り分けましょう。
メモリ32GBが必要なゲームは?公式の推奨環境で判断する

「必要」と「推奨」は区別が必要です。最低環境を満たしていても、希望する画質や滑らかさに届くとは限りません。反対に、新しいゲームだから一律に32GBが必須になるともいえません。
| ゲーム | 公式のメモリ条件 | 容量の決め方 |
| モンスターハンターワイルズ | 最低16GB/推奨16GB | ゲームの推奨値は16GB。ほかのアプリも使うなら32GBを検討 |
| Microsoft Flight Simulator 2024 | 最低16GB/推奨32GB/理想64GB | 推奨環境を目指すなら32GB。理想環境は64GBを含む別の構成条件 |
2026年9月16日現在の公式要件からメモリの項目を抜粋。CPU・GPU・SSDなどにも条件があり、上の容量だけで各環境を満たすわけではありません。
たとえばMicrosoft Flight Simulator 2024は、32GBを選ぶ理由が公式の推奨環境にあるゲームです。一方、モンスターハンターワイルズを遊ぶ場合は、メモリ容量に加えてGPUや画質設定の検討が欠かせません。タイトルごとの推奨値を出発点に、通話や録画の分も考える順番が合理的です。
MODを導入するゲームでは、追加するデータや組み合わせで負荷が変わります。MODの数だけで32GB・64GBと決めず、使いたいMODや配布パックの動作条件を優先してください。
32GBに増やす前に知りたい、GPUとメモリ構成の見方

メモリを倍にしても、fpsが倍になるわけではない
メモリ不足が原因で動作が重くなっている場合は、増量が改善につながります。一方、必要な容量がすでに足りているなら、平均fpsを大きく伸ばすにはCPUやGPUの性能が重要です。高画質にすると重い、解像度を下げると動きが改善する、といった場合はGPU側の負荷も考える必要があります。
同じ予算で「上位GPU+16GB」と「下位GPU+32GB」に迷ったら、まず遊ぶゲームの推奨環境を照合します。推奨32GBなら容量を確保し、16GBで収まるゲームの高画質を優先するならGPUへ予算を回す選び方もあります。この記事の3台も、メモリ容量をそろえたうえでGPUの違いを比較しています。
本体のメモリ32GBと、GPUのメモリ8GB・12GB・16GBは別物です。GPU側のメモリはVRAMと呼ばれ、画像や描画用のデータに使われます。RAMを32GBへ増やしても、RTX 5060のVRAMが8GBから16GBへ変わることはありません。商品ページでは「メモリ」と「グラフィックス」の両方を見ます。
同じ32GBなら、16GB×2の構成も比較する
32GBには「32GBを1枚」と「16GBを2枚」の構成があります。対応するPCでメモリを2チャネルに分けて使う構成は、1チャネルで使う構成よりメモリの帯域を確保できます。ゲームへの影響はCPUや設定で変わるため、一定のfps差としては比較できませんが、購入時には容量と枚数をセットで見る価値があります。
今回の3台は16GB×2でそろえました。将来64GBへ変更する場合の交換枚数や空きスロットも考慮すると、単に「32GB搭載」という見出しだけで選ぶより、増設の計画が立てやすくなります。仕組みはマウスコンピューターのメモリ解説でも確認できます。
DDR4とDDR5は、PC全体の価格で判断する
DDR5は新しい世代のメモリ規格です。ただし、DDR5という理由だけで、GPUの弱いPCがゲーム向けに有利になるとはいえません。価格を抑えたいならDDR4採用機、新しいCPUも選びたいならDDR5採用機というように、CPU・GPUを含めた構成で比べます。
DDR4とDDR5には互換性がなく、あとからメモリだけをDDR5へ差し替えることはできません。増設用メモリを買う際は、PCが対応する規格と容量、取り付け方法の確認が必要です。
メモリ32GBのおすすめBTOゲーミングPC3選
価格重視、保証重視、新しいCPUとGPUを重視、という3つの選び方で紹介します。個別のゲームで実測した順位ではなく、販売構成と費用の違いを基にした選定です。
MDL MD9657|32GB・RX 9060 XT 16GBを228,600円で
- MDL MD9657の紹介構成と価格
項目 紹介構成 選ぶ際のポイント 税込本体価格 228,600円 183,800円+メモリ変更44,800円 CPU/GPU Ryzen 7 5700X
Radeon RX 9060 XT 16GBCPUは旧世代。GPUのVRAMは16GB メモリ/SSD 32GB(16GB×2)DDR4
1TB NVMe SSD32GBへ変更。SSDは無償増量適用 冷却/電源 空冷/650W 80PLUS BRONZE 標準の冷却・電源構成 OS/通信 Windows 11 Home
Wi-Fi・Bluetoothは追加オプション無線が必要なら費用を別途加算 保証/発送 1年間センドバック保証
発送目安10営業日〜配送先の送料と実際の納期は注文時に確認
価格を重視して32GBのPCを買うなら、MDL MD9657がおすすめです。今回の紹介構成では3台で最も本体価格が低く、RX 9060 XTのVRAM16GBモデルとSSD1TBを組み合わせられます。フルHDを中心に遊び、画質やゲームに合わせてWQHDも検討したい人の候補になります。
安さと引き換えに把握しておきたいのは、Ryzen 7 5700XとDDR4を採用する点です。新しいCPUを使いたい人や、CPUにも負荷がかかるゲームを重視する人は、後述のOZgamingと比較する価値があります。16GBのVRAMだけを理由に、RTX 5070より高性能だと判断しないことも大切です。
メモリを32GB(16GB×2)、SSDを1TBの無償増量対象へ変更・指定した価格です。リンク先を開いただけでは紹介構成が選択されるとは限りません。ケースは標準のブラック、LEDなどの追加料金は含めていません。納期に時間がかかるため、利用予定に余裕を持って選ぶモデルです。
RX 9060 XT搭載機を中心に比較したい場合は、CPUや価格帯の違いをまとめたこちらの記事も役立ちます。
RX 9060 XT搭載BTOを選ぶなら、まずはGPUメモリ16GBのモデルをおすすめします。今回の4台では、本体価格とSSD容量を重視するならSEVENの「ZEFT R66BM」、ゲーム向けCPUも選びたいならMDLの「Ryzen7 78[…]
NEXTGEAR JG-A7G60|3年間の保証を含めて選ぶ
- NEXTGEAR JG-A7G60の紹介構成と価格
項目 紹介構成 選ぶ際のポイント 税込本体価格 303,000円・送料無料 標準234,800円+32GB変更38,500円+1TB変更29,700円 CPU/GPU Ryzen 7 5700X
GeForce RTX 5060 8GBGeForceを使いたい人向け メモリ/SSD 32GB(16GB×2)DDR4-3200
1TB NVMe SSD(Gen4)標準16GB・500GBから変更 冷却/電源 120mm水冷/650W 80PLUS BRONZE 標準の冷却・電源構成 OS/通信 Windows 11 Home
無線LANはオプション有線接続を基本に検討 保証/サポート 3年間センドバック保証
24時間365日電話サポート保証と相談窓口を重視する人向け
NEXTGEAR JG-A7G60は、初めてのゲーミングPCで故障時の相談先や保証期間を重視したい人向けです。3年間のセンドバック保証と24時間365日の電話サポートが付き、送料無料で購入できます。
RTX 5060を採用するため、ゲーム性能と価格だけを優先すると、今回のOZgamingより選びにくい位置にあります。両機の紹介価格の差は6,800円なので、WQHDでのゲームを主目的にするならOZgaming、フルHD中心で保証を重視するならNEXTGEAR、という判断が明確です。
紹介価格は、標準の16GB・500GBから32GB(16GB×2)と1TB NVMe SSDへ変更した合計です。1TBでもTLC指定の別オプションは価格が異なります。リンク先の基本価格と比較するときは、メモリとSSDの2項目をそろえてください。
OZgaming Sシリーズ|Ryzen 7 9700XとRTX 5070を選ぶ
- OZgaming Sシリーズの紹介構成と価格
項目 紹介構成 選ぶ際のポイント 税込本体価格 309,800円 セール対象品。販売期間は2026年10月1日0時まで CPU/GPU Ryzen 7 9700X
GeForce RTX 5070 12GB今回の3台では新しい世代のCPUを採用 メモリ/SSD 32GB(16GB×2)DDR5-4800
1TB NVMe SSD(Gen4)メモリとSSDの追加費用なし マザーボード ASRock B650M Pro X3D WiFi DDR5対応の構成 冷却/電源 空冷/850W 80PLUS BRONZE MSI MAG COREFROZR AA13採用 OS/保証 Windows 11 Home
1年間保証保証期間はNEXTGEARより短い 発送/送料 発送目安3〜5営業日 配送先の送料と実際の納期は注文時に確認
約31万円でCPU・GPU・メモリをまとめて選ぶなら、OZgaming SシリーズのRyzen 7 9700X・RTX 5070モデルが有力です。32GBと1TBが標準なので、メモリの増量費用を足して予算を超える心配がなく、紹介構成を選びやすいのが利点です。
MDLからの本体価格差は81,200円。単にメモリを増やすための差額ではなく、CPU・GPUとDDR5環境まで変える費用です。フルHDの価格重視ならMDLで予算を抑え、WQHDでの描画性能も重視するならこちらを検討する、という使い分けになります。
一方、保証は1年間です。3年間保証のNEXTGEARと同じ条件ではないため、価格が近くても保証期間を含めた選択が必要です。また、この販売ページの受付は2026年10月1日0時までです。期間終了後は注文受付の有無と価格を改めて確認する必要があります。
手持ちの16GBを32GBへ増設するか、買い替えるか

CPUやGPUに不満がなく、メモリだけが足りないなら、買い替えより増設・交換を先に検討できます。逆に、遊びたいゲームのGPU要件を満たしていない場合は、メモリだけ増やしても目的を達成できません。
いつもの遊び方でメモリ使用量を確認する
- ゲームと、普段併用する通話・ブラウザーなどを起動します。
- Windowsのタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」から「メモリ」を選びます。
- 動作が重くなる場面で使用量と利用可能な容量を見て、不要なアプリを閉じた場合と比べます。
容量に余裕がほとんどなく、アプリを閉じると改善するなら、増設を検討する理由になります。使用率の数字だけで即断せず、CPU・GPU・ディスクの負荷や症状も合わせて判断します。メモリの確認画面と手順は、前述のマウスコンピューターの公式解説にも掲載されています。
増設費用は「16GBを足すだけ」と決めつけない
現在の16GBが8GB×2で、空きスロットがないPCなら、32GBにするには16GB×2へ交換します。空きスロットがある場合でも、対応容量・規格・組み合わせによって選ぶ部品が変わります。増設に自信がなければ、メーカーに対応構成と作業費用を相談するほうが確実です。
新しく購入するBTOでは、注文時に32GBへ変更すると、その構成で届くため自分で取り付ける作業を省けます。後日交換する予定なら、パーツ代だけでなく作業費用や、交換作業に関する保証条件も含めて比較すると、購入時の変更費用との違いが分かります。
ゲーミングPCのメモリ32GBについてよくある質問

一般的なゲーム用途では、まず32GBとCPU・GPUのバランスを優先します。64GBを選ぶ理由は、Microsoft Flight Simulator 2024の理想環境を目指す、大きな制作データも扱う、といった具体的な用途がある場合です。将来への不安だけで増やすより、使いたいソフトの条件に費用を合わせるほうが合理的です。
メモリだけでは決まりません。4Kの描画にはGPU性能とVRAM、配信にはCPU・GPUや配信設定も関係します。32GBは複数の処理に使う容量を確保する選択です。希望するゲームの解像度・画質と、配信ソフトの要件を合わせて構成を決めます。
ゲームや制作作業と複数アプリを併用するなら、ノートでも32GBは候補です。ノートPCはメモリを後から交換できない機種もあるため、購入時の容量がより重要になります。持ち運びを重視する人は、ノート向けの記事で用途と重量から比較できます。
メモリ32GBのノートパソコンを選ぶなら、自宅で資料や写真を扱う人には16型のLenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10、毎日持ち歩く人には約1kgのHP OmniBook 7 Aero 13がおすすめです。どちらもSSDは1[…]
新しく買うなら32GBを軸に、GPUと総予算をそろえよう
ゲーム以外のアプリも使う新規購入では、32GBを軸にすると選ぶ目的が明確になります。一方、手持ちの16GBで快適なら、そのまま使い続けて問題ありません。「32GBが必要か」は容量の流行ではなく、遊ぶゲームと併用するアプリで決めるものです。
今回の3台では、価格重視ならMDL MD9657、3年間の保証を重視するならNEXTGEAR JG-A7G60、新しいCPUとRTX 5070を使いたいならOZgaming Sシリーズがおすすめです。32GBに変更した後の金額と、送料を含む支払総額をそろえて比較しましょう。
初めて一式をそろえる場合は、モニターやキーボードなどの費用も必要です。本体で予算を使い切らず、周辺機器まで含めた予算を決めると、購入後すぐに遊べる環境を整えられます。
初めてゲーミングPCを一式でそろえるなら、有線LANを使えて価格を抑えたい人には黒のNEXTGEAR JG-A5G60をおすすめします。Wi-Fiとマウスパッドまでまとめて用意するならG TUNE DG-A5G60、白い机まわりにそろえてC[…]