フォートナイトをフルHDで遊ぶPCは、画質と目標fps(1秒あたりに描画する映像の枚数)から選びましょう。低設定で対戦を始め、本体以外にも予算を残すならRyzen 7 5700X・RTX 5060、240Hzモニターでさらに高いfpsを目指すならRyzen 7 9700X・RTX 5070をおすすめします。どちらもメモリー32GB・SSD1TBの構成です。平均fpsと重い場面での数値の違いを押さえ、モニターまでそろう総額で選ぶことが大切です。
| 用途 | おすすめモデル | 選ぶ理由 |
| フルHDの対戦を予算重視で始める | OZgaming Sシリーズ Ryzen7 5700x・RTX5060 | 16GB×2への変更込み209,800円。もう1台より10万円安く、モニター購入費を残せる |
| 240Hzモニターで高fpsを目指す | OZgaming Sシリーズ Ryzen7 9700x・RTX5070 | 309,800円。CPUとGPUの両方を引き上げた構成で、低設定の高fpsを重視 |
価格・販売情報は2026年9月16日基準で、税込・クーポン適用前の本体価格です。送料と周辺機器代は別に計算します。おすすめ2台はフルHD・低設定の対戦向けで、高画質・高解像度の性能は別条件の実測で判断してください。Hzはモニターが1秒間に画面を更新できる回数です。
- 解像度はフルHDか、それ以上か
- 低設定で対戦の見やすさを優先するか、高画質を楽しむか
- 144Hz・240Hzなど、モニターの表示性能をどこまで使うか
フォートナイトは画質と目標fpsで必要なPCが変わる

同じフォートナイトでも、相手の動きを追いながら対戦する遊び方と、景色や光の表現を楽しむ遊び方では、PCに求める性能が変わります。まずは普段どちらを優先するかを決めてください。この記事のおすすめ2台は、フルHDの低設定で対戦する用途を中心に選んでいます。
対戦の見やすさ・応答性を重視する場合
建築や近距離の撃ち合いを重視するなら、影やエフェクトの品質を抑え、動きのなめらかさを優先する選び方がおすすめです。フルHDは1,920×1,080の解像度で、4Kより描画する画素数が少なくなります。高解像度へ予算をかける前に、フルHDの画面で目標fpsを決めましょう。
いま144Hzモニターを持っているなら、それを使って始める方法があります。240Hzへ買い替える人は、本体の予算にモニター代も加えてください。高いfpsを描画するPCと、その映像を細かく更新する画面を一緒にそろえることで、購入の目的がはっきりします。
高画質や高解像度を楽しみたい場合
景色やエフェクトをきれいに表示したい人は、映像処理を担うGPUを重視します。解像度や描画品質を上げると、GPUが処理する量が増えるためです。光の反射などを表現するレイトレーシングも、画質と処理負荷に関わります。
Epic Gamesの公式説明では、レイトレーシングはDirectX 12(DX12)で利用でき、パフォーマンスモードでは利用できません。オンにするとfpsが低下するため、対戦のなめらかさを優先する場合はオフが推奨です。映像の美しさを優先する場合は、レイトレーシングを有効にした測定値で判断してください。
低設定のfpsは、高画質で遊ぶ場合の根拠にはなりません。また、低い解像度の映像を拡大して処理を軽くする「アップスケーリング」の有無でも条件が変わります。高画質を目的に買う人は、画質設定・解像度・アップスケーリングの条件まで一致する結果を比較しましょう。
公式の動作要件と目標fpsの違い

次に、PCの性能を判断する根拠を見ていきます。「公式の動作要件」と「実際にプレイしたときのfps」は、それぞれ答える疑問が違います。
最低・推奨・最高設定の公式要件を読む
Epic Gamesの公式要件では、メモリーは最低8GB、推奨16GB以上です。推奨CPUはCore i5-7300UまたはRyzen 3 3300U相当、GPUはGTX 960またはR9 280相当のDX11対応製品で、保存先はNVMe SSDです。これは手持ちのPCで始められるかを調べる際の基準になります。
最高プリセットには、RTX 3070またはRX 6700 XT相当、GPU専用メモリーのVRAMが8GB以上という別の要件があります。ただし、どちらの要件にも144fps・240fpsという目標はありません。新しく対戦用PCを買うなら、公式要件を満たすことに加えて、使う設定での実測値を確認してください。
144fps・240fpsのデータは条件まで見る
ゲーミングPC NAVIの実測を参考に、今回の2台と同じCPU・GPUの組み合わせを比較します。条件はフルHD・DX12低設定・ゼロビルドのトリオです。OZgaming完成品の実測ではなく、測定日・ゲーム版・メモリーを含む全構成は計測節に記載がありません。
| CPU・GPU | 平均fps | 1%LOW |
| Ryzen 7 5700X・RTX 5060 | 166fps | 73fps |
| Ryzen 7 9700X・RTX 5070 | 271fps | 129fps |
平均fpsは測定中の平均値、1%LOWは処理の遅い側の1%をもとに、重い場面での低下を見る指標です。この結果は、平均値が高い構成でも240fpsを維持し続けるわけではないことを示しています。ゲームの更新やメモリー構成が違えば結果も変わるため、購入品で同じfpsになる保証はありません。
また、ここでの「DX12低設定」は「パフォーマンスモード」と同じ条件ではありません。v37.00で導入されたDX12パフォーマンスモードと、通常のDX12で画質を低くした測定値を混ぜないようにしてください。建築ありの終盤まで重視する人は、ゼロビルドの平均値だけで決めず、建築や多人数の場面を含む測定も必要です。
CPU・GPU・メモリーの選び方

高fpsを目指すならCPUとGPUの組み合わせで選ぶ
CPUはゲームの処理を担う部品です。画質を下げてGPUの負荷が軽くなっても、CPU側の処理が追い付かなければfpsは伸びません。「RTX 5070搭載」というGPU名だけで決めず、CPUの型番も見てください。同じRyzen 7という名前でも、5700Xと9700Xは別のCPUです。
今回の上位モデルは、GPUだけを交換した構成ではありません。CPU・GPU・メモリー規格などが一緒に変わります。2台の価格差10万円をGPU単体の追加料金と考えず、CPUとGPUを組み合わせた実測の違いと、自分の目標fpsに照らして判断しましょう。
同じRTX 5070でも、組み合わせるCPUや保証を変えて比べたい人は、次の搭載PC比較も参考にしてください。
「WQHD(2560×1440)でヌルヌル動くゲーミングPCが欲しい」「RTX 5070って実際どう?本当に買う価値がある?」そんな疑問を持ってこの記事を開いた方に向けて、2026年4月時点でのRTX 5070搭載BTOゲー[…]
メモリーは容量と枚数、SSDは更新用の空きまで考える
友人と通話しながら遊び、攻略ページも開くなら、今回はメモリー32GBをおすすめします。ゲーム以外のアプリにも容量を使えるためです。ただし、16GBから32GBへ増やすだけでfpsが倍になるわけではありません。容量に不足がない場面では、増量してもfpsが変わらないことがあります。
容量と一緒に見たいのが枚数です。Kingstonの説明では、対応する2枚のメモリーを使うデュアルチャネルによって、1枚構成よりデータの通り道を広く使えます。今回の5700X・RTX 5060モデルは、標準の32GB×1から16GB×2へ変更した価格を載せています。合計容量が同じでも、購入する構成は異なります。
SSDはゲームや録画ファイルを保存する場所です。2台とも標準で1TBあるため、購入直後に増設することを前提にせず始められます。ただし、1TBすべてをゲームだけに使えるわけではなく、Windowsやほかのアプリにも容量を使います。録画を残す人は保存先を決め、不要な録画の削除や移動でアップデート用の空きを確保してください。
本体とモニターをセットで予算に収める

モニターのリフレッシュレートと接続を合わせる
fpsとHzは別の数字です。fpsはPCがゲームを描画する速さ、Hzはモニターが1秒間に画面を更新できる回数を示します。240fpsを目標にしても、モニターが144Hzなら表示できる更新回数には上限があります。反対に240Hzモニターを買っても、PC側のfpsが低ければ画面の更新能力を使い切れません。
モニターを選ぶときは、対応解像度、リフレッシュレート、映像端子、必要なケーブルを同じ購入条件に入れます。OZgaming 2台にモニターは付属しないため、周辺機器費用はPC価格とは別に見積もります。
届いたあとは、PCのグラフィックボード側の映像端子へモニターをつなぎます。Windowsでは「設定→システム→ディスプレイ→ディスプレイの詳細設定」でリフレッシュレートを確認できます。高Hzの製品を買っても設定が60Hzのままなら、まず設定を変更してください。操作方法はMicrosoftの表示設定ガイドで確認できます。
モニター以外には、キーボード・マウス、必要に応じてコントローラーやヘッドセットも用意します。手持ちの機器を使うなら、PCにつなぐ端子や無線接続の方法を確かめましょう。一式をまとめて購入する方法は、次の記事で説明しています。
初めてゲーミングパソコンを選ぶ際に最も大切なのは、プレイしたいゲームのスペック要件を満たしているかどうかです。ゲームの公式サイトやSteamに記載されている推奨スペックを参考にするとわかりやすく、推奨スペック以上の性能を持つゲーミン[…]
デスクトップとノートは設置場所で絞る
自宅の机にモニターを置けるならデスクトップ、持ち運びが必要ならノートPCを選びます。ノートのGPUは同じ型番でも、消費電力設定や冷却、画面解像度によって性能が変わります。同名GPUだからデスクトップ版と同じfpsになるとは考えないでください。
たとえばNVIDIAのノート向けGPU比較では、同じGPUでも消費電力に設定範囲があります。ノートの性能を見るときは、正確な機種名と電源接続時の実測を確認してください。バッテリー駆動の条件へ、電源接続時の結果をそのまま当てはめられません。
内蔵画面の解像度とHz、外付けモニターを使う場合の映像出力も購入条件です。部屋を移動して使いたい人には、画面とキーボードをまとめて運べることがノートの魅力になります。自宅の決まった場所で遊ぶ人は、好きなモニターと入力機器を組み合わせるデスクトップを選びましょう。
条件に合うBTO構成を選ぶ
ここからは、2026年9月16日に販売ページで構成と注文受付を確認したOZgamingの2台を紹介します。価格は税込の本体価格で、クーポン適用前・送料別です。実際の購入画面で送料を加えた総額を確認します。
どちらも黒色のケースで比較しています。本体サイズは幅22.5×高さ43.1×奥行40cmです。机の上や足元に本体が収まるか、背面の配線や吸排気のための空間も含めて確かめてください。
OZgaming Sシリーズ Ryzen7 5700x・RTX5060|モニターにも予算を残す1台
- スペックと価格
項目 内容 補足 CPU Ryzen 7 5700X 8コア16スレッド GPU RTX 5060 8GB 標準構成 メモリー DDR4-3200 32GB(16GB×2) 標準構成から+10,000円で変更 ストレージ 1TB NVMe Gen3 SSD ゲームと録画の保存余地を確保 マザーボード MSI B550M-A PRO WiFi・Bluetooth非搭載 電源・冷却 650W 80PLUS BRONZE/Thermalright Assassin X120空冷 電源コード付属 OS・通信 Windows 11 Home/有線1GbE WiFi・Bluetoothは+5,000円 価格・納期 209,800円(税込・クーポン適用前) 在庫あり、出荷目安3~5営業日
標準価格は199,800円(税込)ですが、ここではメモリーを16GB×2へ変更した209,800円(税込・クーポン適用前)の構成を紹介します。標準の32GB×1から容量が増える変更ではなく、同じ32GBを2枚構成へ変更する選択です。購入画面で選択内容をそろえてください。フォートナイトと通話、ブラウザー、録画を組み合わせたい人に、32GBと1TB SSDを確保できます。
このモデルの魅力は、もう1台より本体価格を10万円抑えながら、ゲームと普段使いに32GB・1TBを用意できることです。初めて一式を買う人なら、その差をモニターや使いやすいマウスの費用に回せます。メモリー変更の理由は容量と枚数の選び方を参考にしてください。
低設定・フルHDで144Hzモニターを使って対戦を始める人におすすめです。240Hzを前提にする人は、9700X・RTX5070の構成と比較してください。どちらを選ぶ場合も、平均fpsと低下時の違いは前の実測表が判断材料になります。
注意点は、WiFiとBluetoothが標準では付かないことです。無線接続やBluetooth機器を使うなら、購入時にWiFiBTの+5,000円を選ぶか、有線接続や別途アダプターを用意します。初期設定は購入者が行います。通常保証は自然故障に対する1年です。
OZgaming Sシリーズ Ryzen7 9700x・RTX5070|240Hzモニターで高fpsを目指す1台
- スペックと価格
項目 内容 補足 CPU Ryzen 7 9700X 8コア16スレッド GPU RTX 5070 12GB 高fpsを目標にする上位構成 メモリー DDR5-4800 32GB(16GB×2) 標準構成 ストレージ 1TB NVMe Gen4 SSD 標準構成 マザーボード ASRock B650M Pro X3D WiFi WiFi搭載 電源・冷却 850W 80PLUS BRONZE ATX3.1/MSI MAG COREFROZR AA13空冷 電源コード付属 OS・通信 Windows 11 Home/有線2.5GbE 有線LANで接続可能 価格・納期 309,800円(税込・クーポン適用前) 在庫あり、出荷目安3~5営業日
240Hzモニターを用意し、低設定で高fpsを目指す人にはこちらをおすすめします。CPUは9700X、GPUはRTX5070で、同じCPU・GPUを組み合わせた参考実測では5700X・RTX5060より高い平均fpsです。ただし、重い場面を含めて240fpsを維持する性能は、この結果からは確認できません。平均fpsの高さを重視して追加予算をかける人向けの選択です。
本体は309,800円で、メモリーは標準でDDR5の16GB×2です。もう1台のようにメモリーの枚数を変更する追加費用は必要ありません。SSDは同じ1TBなので、10万円の差を保存容量の増加として考えないでください。CPU・GPUを中心とした構成の違いに対して払う費用です。
一方、モニターを60Hzのまま使い続ける予定なら、本体だけに追加予算を集中させる前に、モニターの買い替えを含めて考えましょう。通常保証は自然故障に対する1年で、モニターや入力機器は別途必要です。
購入直前は総額・納期・保証を確認する

2台とも注文受付中で、商品ページの出荷目安は3~5営業日です。ただし、公式ご利用ガイドとは納期の記載が異なります。使用日が決まっている人は、注文前に到着予定を問い合わせてください。出荷目安は到着日ではなく、配送にかかる日数も必要です。
保証は購入日から1年で、自然故障が対象です。保証修理の往復送料は原則購入者負担ですが、初期不良は販売店負担です。初期不良の連絡期限は、ご利用ガイドと特定商取引法の表記で異なるため、注文前に適用条件を確認してください。不具合が出た場合は、速やかに販売店へ連絡しましょう。注文後のキャンセルは原則できないため、注文確定前に構成と総額を見直します。
たとえば、周辺機器の購入予算を3万円と置くと、5700X・RTX5060は本体209,800円+3万円=239,800円に送料、9700X・RTX5070は本体309,800円+3万円=339,800円に送料が必要です。3万円は計算例で、240Hzモニターを含む一式が必ず買える金額ではありません。欲しいモニターと手持ちの機器を決めてから、実際の見積もりに置き換えてください。
予算が25万円なら、前者では送料と周辺機器に使える金額が40,200円です。後者は本体だけで予算を超えます。このように総額から逆算すると、本体を購入したあとにモニター代が足りない、という事態を防げます。無線機能や保証を追加する場合は、その料金も同じ予算に含めましょう。
フォートナイト用PCは目標fpsと使い方で決める
5700X・RTX5060は、フルHD対戦を始めてモニターや入力機器にも予算を残したい人向けです。9700X・RTX5070は、240Hzモニターと高fpsを目標に本体へ予算を配分する人向けです。目標fpsの数字は実測条件、メモリー構成の見方は容量と枚数の選び方で確認できます。
どちらを選ぶ場合も、解像度、描画モード、目標fps、モニターのHz、送料、保証、到着予定を同じ条件で比べます。先に遊び方と総額を決め、必要な構成を選んでください。