Core UltraノートPCは、仕事や勉強に使うWindowsパソコンとしておすすめできます。ただし、「AI対応なら何でも速い」「Core Ultraなら全機種Copilot+ PC」と考えて選ぶと、用途に合わない買い物になりがちです。価格を抑えて文書作成やオンライン会議に使うならASUS Vivobook 14、手書きのメモも1台で済ませるならLenovo Yoga 7i、新しいCore Ultra 325搭載機を選ぶならHP OmniBook X Flip 14が候補です。まず、買ってから困りやすい条件と、3台に払う価格の違いを整理します。
Core UltraノートPCはやめとけ?合わないのはこんな人

避けたいのはCore Ultraそのものではなく、使う予定のない機能に予算をかけ、必要なメモリや画面を妥協する選び方です。とくに「AIパソコンだから」という理由だけで高価格のモデルを選ぶ必要はありません。
| 使いたいこと | 購入前に判断したい点 | 選ぶ方向 |
| メール・文書作成・WebのAIチャット | 高性能NPUより、予算と基本構成を優先 | Core Ultra 5・16GB・512GBを目安に比較 |
| 手書きメモ・資料への書き込み | タッチ画面とペンの有無で使い方が変わる | ペン対応の2-in-1を選ぶ |
| Copilot+ PCの機能を使いたい | Core Ultraの名前だけでは対応を判断できない | メーカーがCopilot+ PCと案内するモデル |
| 重い3Dゲーム・本格的な4K編集 | 薄型PCの内蔵GPUだけでは用途に合わないことがある | 専用GPUや32GB以上のメモリを優先 |
購入を考えているのが文書作成、授業、オンライン会議用なら、Core Ultra搭載機を避ける理由はありません。一方、ゲームを高画質で遊ぶためのパソコンなら、CPUより先にGPUを決めるほうが購入後の満足度につながります。
持ち運ぶ必要があるゲーム用途と、自宅に置いて性能を優先する用途の違いは、次の記事で詳しく整理しています。
ゲーミングノートPCは、自宅の決まった場所で遊び、性能や将来のパーツ交換を重視する人にはおすすめしません。その使い方なら、デスクトップを先に検討したいところです。一方、家やホテルなどの滞在先へ持って行く人、遊び終わったら机を空けたい人にはノ[…]
おすすめ3台を比較|価格・ペン入力・新世代CPUから選ぶ

ここでは14型・メモリ16GB・SSD512GBをそろえ、価格と使い方に違いがある3台を選びました。文書作成や調べものに加え、画面への書き込みをするかどうかが大きな分かれ目です。
| 重視すること | おすすめモデル | 価格と選ぶ理由 |
| 本体価格を抑える | ASUS Vivobook 14 X1407CA | 149,800円 225H搭載。非光沢画面で文字中心の作業に |
| ペン入力も使う | Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10 | 183,860円 226V搭載。OLEDタッチ画面とペン付き。納期に余裕がある人向け |
| 新しいCPUと接続端子 | HP OmniBook X Flip 14-kb | 198,000円 325搭載。Copilot+ PC対応、USB-Aを2基搭載 |
価格・構成は2026年9月12日現在。いずれも税込・送料込みで、Officeの製品版を含まない構成です。HPの掲載価格は9月28日までのキャンペーン価格で、終了後は変わる場合があります。最新価格は各モデルの公式ページで確認できます。
タッチ操作を使わないなら、まずASUSがおすすめです。3台の中では本体価格が最も低く、16GB・512GBとUSB-C充電を備えています。手書きも使うならペン付きのLenovoへ。HPは新世代CPUに加え、USB-A機器を2台直接つなげる点や小型の付属充電器に魅力を感じる人向けです。
- ASUSからLenovoへは34,060円の差。主にOLEDタッチ画面・ペン入力・Copilot+ PC対応を求める場合に検討できます。
- LenovoとHPは、どちらもCopilot+ PC。AI機能を使うために、必ず新しいHPを選ぶ必要はありません。
- HPで手書きも始めるなら、ペンを含めて比較。基本構成の198,000円にはペンが含まれません。
Core Ultra搭載のおすすめノートPC3台
ASUS Vivobook 14 X1407CA|149,800円で日常作業を中心に
- 価格とスペックを詳しく見る
項目 内容 購入時のポイント 紹介構成・価格 X1407CA-U5165BU
149,800円(セール)Core Ultra 5 225H・Officeなし CPU・内蔵GPU Core Ultra 5 225H
インテル グラフィックスNPUは13 TOPS。Copilot+ PCのNPU要件には届かない メモリ・SSD 16GB・512GB SSD オンボード16GB+空きスロット1。公式最大32GB 画面 14型・1920×1200
非光沢・60Hzタッチ操作には非対応 重さ・バッテリー 約1.54kg・42Wh 動画再生約4.2時間/アイドル約9.3時間(JEITA 3.0) 接続・充電 USB-C×2、USB-A×2、HDMI USB-Cは本体充電と映像出力に対応 Office・保証 Officeなし
本体保証1年ASUSのあんしん保証は製品登録が必要
ASUS Vivobook 14 X1407CA
は、仕事やレポート作成に必要な構成を確保しつつ、本体価格を抑えたい人におすすめです。14型でも縦に広い1920×1200の画面なので、文書やWebページを読む用途に向いています。非光沢のため、明るい窓や照明の映り込みが気になる人にも選ぶ理由があります。
このモデルにするなら、OLEDや手書き機能への追加出費を抑え、必要なOfficeや外部モニターに予算を回す使い方が合います。USB-C充電にも対応しており、安価なモデルだから充電端子を妥協する必要もありません。
ただし、約1.54kgで、バッテリーの公称値は動画再生約4.2時間です。電源のない場所で長時間使うより、自宅や学校・職場で充電しながら使う人向け。毎日持ち歩く場合は、充電器も含めた重さを考えて選びたい1台です。
メモリは16GBに加えて空きスロットがあり、メーカー公表の最大容量は32GBです。増設には対応メモリの確認と作業が必要なため、購入後すぐ32GBが必要なら、最初から32GBの構成も比較対象に入れてください。
ASUSのあんしん保証を利用するには、購入後30日以内のMyASUSでの製品登録が必要です。詳しい条件はこの型番の公式仕様書に記載されています。
Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10|OLED画面とペンが付く183,860円の構成
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項目 内容 購入時のポイント 紹介構成・価格 83JQCTO1WWJP2
183,860円カスタマイズ前の基本構成 CPU・AI対応 Core Ultra 5 226V
Copilot+ PC228V搭載構成とは別。NPUは40 TOPS メモリ・SSD 16GB・512GB SSD メモリ増設不可。購入時の容量が重要 画面 14型・1920×1200
OLED・タッチ・60Hz400nit、DCI-P3 100%。光沢あり 本体・重さ 360度回転する2-in-1
約1.38kg〜OLEDモデルのシリーズ公称値。構成による ペン・充電 Lenovo Yoga Pen付属
65W USB-C充電器Thunderbolt 4×2、USB-A×1、HDMI、microSD Office・保証 Officeは試用版のみ
1年引き取り修理納期に時間がかかる構成。到着予定を要確認
Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 10は、資料への書き込みや手書きのメモを日常的に使う人向けです。画面を折り返して机に置けば、ペンで図を描きながら説明したり、PDFに印を付けたりできます。基本構成にYoga Penが含まれるため、PCとペンを別々に探す手間も省けます。
紹介価格の画面は1920×1200のOLEDです。2.8K画面やメモリ32GBの別構成と混同しないことが大切です。現在、この製品番号のカスタマイズでは画面を変更できないため、高解像度のモデルが必要なら別構成を選ぶことになります。
文書作成、会議、授業ノートが中心なら、まずはCore Ultra 5 226Vの基本構成で検討できます。Core Ultra 7に変更しても、この構成のメモリは16GBのままです。重い編集作業のために容量を増やしたい人は、CPUだけを上位へ変えるより32GBの別モデルが適しています。
SSDは1TBへの変更が15,400円追加で、合計199,260円になります。教材や資料を多く保存する場合に検討する項目です。一方、手書きを使わないなら、2-in-1とペンに予算をかける必要は薄くなります。
タブレットのように片手で長時間持つ使い方より、机で画面を折り返して書き込む使い方に向いています。メモリ16GB・画面1920×1200・ペン付きの基本構成と、注文画面の到着予定を確認してから進めましょう。
HP OmniBook X Flip 14-kb|Core Ultra 325搭載の新世代2-in-1
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項目 内容 購入時のポイント 紹介構成・価格 14-kb0011TU
198,000円スタンダードモデル・キャンペーン価格 CPU・内蔵GPU Core Ultra 5 325
インテル グラフィックスシリーズ3。NPUは47 TOPS、Copilot+ PC対応 メモリ・SSD 16GBオンボード
512GB PCIe NVMe SSDメモリは購入後に増設できない 画面 14型・1920×1200
OLED・タッチ300nit、DCI-P3 95%。上位構成の3K画面とは別 本体・重さ 360度回転する2-in-1
約1.39kgバックライト付き日本語キーボード 接続・充電 Thunderbolt 4×2、USB-A×2、HDMI 65W USB-C GaN充電器付属 Office・ペン・保証 Officeなし・ペン別売
1年引き取り修理ペン追加は6,930円。合計204,930円
HP OmniBook X Flip 14-kbは、シリーズ3のCore Ultra 5 325を搭載した新世代モデルです。Copilot+ PCに対応し、タッチ画面を折り返して使えます。普段はキーボードで作業し、休憩時は画面を立てて動画を見る、といった使い分けに合います。
Lenovoとの比較では、USB-A端子が2基ある点が実用上の違いです。USB接続のマウスとUSBメモリを同時に使う場合、変換アダプターを追加せずに済みます。付属の65W充電器は小型のGaNタイプで、外出にも持っていきやすい構成です。
一方、Core Ultra 325が新しいからといって、すべての作業で225Hや226Vより速いと決めることはできません。新世代CPU・接続端子・付属充電器を含めたPC全体に価値を感じるならHP、ペン入力の総額を抑えたいならLenovo、という選び方をおすすめします。
HP 700 リチャージブルマルチペンを追加する場合は6,930円で、合計204,930円です。Lenovoのペン付き基本構成との差は21,070円。手書きが購入目的なら、この差を含めて検討すると予算が明確になります。
Core Ultra 5 225Hと228Vの違い|数字の大きさより目的で選ぶ

225Hと228Vは、同じCore Ultra 5でも設計が異なります。225Hは14コア・14スレッド、228Vは8コア・8スレッドです。コア数だけで実際の処理速度を決めることはできませんが、CPUを使う重い処理と、NPUを使うAI機能では比較する項目が違うことが分かります。
| 比較項目 | Core Ultra 5 225H | Core Ultra 5 228V |
| CPU構成 | 14コア・14スレッド | 8コア・8スレッド |
| NPU性能 | 最大13 TOPS | 最大40 TOPS |
| 内蔵GPUの仕様 | Arc 130T 搭載PCの構成条件でIntel Graphics表記 | Arc 130V |
| メモリの選び方 | 容量と増設可否はPCごとに異なる | 32GBのパッケージ内蔵メモリ。購入後の増設不可 |
| 購入判断 | Copilot+より、CPU・価格・メモリ構成を優先する人 | Copilot+ PC対応と32GBメモリを求める人 |
CPUの仕様はIntel公式の225H・228Vを参照。GPU名称や利用できる機能は、搭載PCの仕様も照合してください。
TOPSはAIの演算能力を示す指標です。CPU・GPU・NPUを合わせた数値と、NPU単体の数値は別なので、225Hの総合83 TOPSを見て「Copilot+ PCの40 TOPSを超える」と判断するのは誤りです。
また、226Vと228Vは似た型番でも、CPUと同じパッケージに組み込まれるメモリが、226Vは16GB、228Vは32GBです。今回のYoga 7iの基本構成は226Vです。「V付きなら32GB」と覚えず、末尾まで型番を読む必要があります。
200UにもNPUはある。H・V・Uの文字だけで決めない
たとえばCore Ultra 5 225Uにも、最大12 TOPSのNPUが搭載されています。ただし、40 TOPS以上を必要とするCopilot+ PCのNPU要件とは別です。Core Ultra搭載、NPU搭載、Copilot+ PC対応の3つを分けて読むと混乱を減らせます。
内蔵GPUも、Core UltraならすべてArcという扱いにはできません。今回のASUSとHPは、メーカーの該当構成では「インテル グラフィックス」です。ゲームや編集でGPUを使うなら、CPUのシリーズ名から推測するより、購入する構成のグラフィックス欄を確認するのが確実です。
シリーズ3なら全部が同じ性能、という選び方も避ける
新しいシリーズ3にも複数のCPUがあります。今回のHPはCore Ultra 5 325で、NPUは47 TOPS。上位CPUを搭載したPCのゲーム性能や編集性能を、そのまま325の性能として読むことはできません。性能比較を見るときは、CPUだけでなくメモリ容量、専用GPUの有無、電源設定もそろっているかが判断のポイントです。
AIのために買うなら、CopilotとCopilot+ PCの違いを押さえる

文章の相談や要約など、Web上のCopilotを使うことが目的なら、高性能NPUは購入の必須条件ではありません。Microsoftの案内でも、最新のブラウザーからCopilotへアクセスできます。AIに質問するためだけに、予算を何万円も増やす必要はありません。
一方、Copilot+ PCは、対応するCPUや40 TOPS以上のNPU、16GB以上のメモリ、256GB以上のストレージなどの要件を満たすPCです。対応するWindowsの検索や画像・音声関連の機能を使いたい場合は、メーカーがCopilot+ PCとして案内する製品を選びます。機能によってOS更新、対応言語、アカウントなどの条件もあります。詳しくはMicrosoftのシステム要件で確認できます。
ブラウザーのAIチャットが中心なら、本体価格・メモリ・画面を優先。Copilot+ PCの特定の機能を使いたいなら、その機能の対応条件を満たすモデルを選ぶ。この順番なら、「AI対応」という言葉だけで高額な構成を選ばずに済みます。
AMDのRyzen AI搭載機も比較したい場合は、CPUの名前だけで決めず、メモリ容量と画面条件をそろえて価格を比べると、追加料金に見合う違いがあるか判断できます。Ryzen AIで何ができるかは別記事にまとめています。
Ryzen AI(ライゼンAI)は、AMDがノートPCなどに搭載するAI処理向けの専用回路「NPU」を含む技術・プロセッサーのブランドです。対応するカメラ機能やWindowsのAI機能をPC内で処理できるのが特徴。これから仕事・学習用のPC[…]
購入前に見ておきたいメモリ・画面・バッテリー

仕事や勉強は16GB、重い編集を続けるなら32GBを検討
文書作成、Web閲覧、オンライン会議が中心なら、16GBを基準に選べます。写真を大量に開く、動画編集とほかのアプリを並行する、仮想環境を使うなどの用途なら、32GBを検討する理由があります。CPUを上位へ変えても、メモリ不足による待ち時間の問題は解消しません。
とくにオンボードメモリのPCは、買った後に容量を足せない点が重要です。今回のLenovoとHPの16GB構成を、重い編集用に無理に選ぶ必要はありません。日常作業を中心に使う3台として紹介しています。
画面は解像度に加えて、光沢・タッチ・大きさで選ぶ
3台とも紹介構成は14型・1920×1200ですが、ASUSは非光沢の通常液晶、LenovoとHPはOLEDのタッチ画面です。文字中心なら映り込みを抑えるASUS、動画を見る楽しさや手書き操作を求めるなら2-in-1、という違いがあります。
高解像度の画面は細かく描写できますが、文字の見やすさにはWindowsの拡大率も関係します。資料を左右に大きく並べる仕事が多いなら、CPUを上位にするより外部モニターを追加するほうが作業場所を広く取れます。
「最大○時間」だけで、バッテリーの長さを順位付けしない
バッテリーの公称時間は、動画再生、アイドル、画面の明るさなど、測定条件で変わります。たとえばASUSのJEITA測定と、HP独自の動画再生テストを横に並べて、そのまま何倍長持ちすると計算するのは適切ではありません。
長い会議や授業で使うなら、充電できる場所があるか、付属充電器を持ち歩けるかまで考えるのが実用的です。今回の3台はUSB-C充電に対応していますが、スマートフォン用の低出力充電器では不足する場合があります。まず付属品を使い、買い足す場合はメーカーが求める出力・電圧に合う製品を選びます。
Core UltraノートPCについてよくある質問

使っているソフトとの相性を含め、Snapdragonを選ぶ前の確認点は次の記事で詳しく解説しています。
SnapdragonノートPCを避けたほうがよいのは、Arm非対応のゲームや業務ソフトが必要な人です。Word・Excel・Web閲覧が中心で、使う機器も対応しているなら購入を検討できます。今回の4台なら、価格重視はHP、画面をカスタマイズ[…]
価格重視はASUS、ペン付きはLenovo、新世代CPUはHP
Core UltraノートPCは、AI機能を使う予定がなくても、仕事や勉強用の選択肢になります。後悔を防ぐには、CPUの名前に期待を膨らませるより、毎日使う機能へ予算をかけることが大切です。
文書作成と会議が中心ならASUS Vivobook 14、画面に書き込む機会が多いならLenovo Yoga 7iをおすすめします。新しいCore Ultra 325と端子構成を重視するならHP OmniBook X Flip 14。用途を決めてから、公式ページで同じ型番・メモリ・画面・Officeの有無をそろえれば、購入する構成を具体的に決められます。