ノートパソコンを買うとき、「最初からOfficeが付いているモデルの方がいいの?」「後からサブスク(Microsoft 365)を契約する方が安いの?」と迷ったことはありませんか?
結論からお伝えすると、週に数回以上、仕事や学習でExcelやWordを使う方なら、最初からOffice付きのモデルを選ぶのが手間もコストも最小限に抑えられる、賢い選択です。
ただし、使い方によっては「Officeなし」を選んで予算を別のスペックに回す方がお得になるケースもあります。
本記事では、2026年現在の最新ライセンス事情をふまえながら、Office付きノートPCのメリット・デメリット、そしてあなたに合った1台を選ぶためのチェックリストをわかりやすく解説します。
Office付きノートPCとは?種類と基礎知識をわかりやすく解説

「Office付き」と一口に言っても、実は搭載されているソフトの内容にはいくつかの種類があります。ここを誤解したまま購入してしまうと、「必要なソフトが入っていなかった!」という失敗につながります。まずは基礎知識から整理しましょう。
搭載されているOfficeの種類と違い【比較表あり】
現在、国内で販売されているノートPCにプリインストールされているのは、主に「買い切り型(永続ライセンス)」のOfficeです。下の表で、それぞれの違いをご確認ください。
| 種類 | 含まれる主なソフト | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| Home & Business | Word、Excel、PowerPoint、Outlook | 最も一般的なタイプ。仕事・副業・学習に必要なアプリが揃っています。 |
| Personal | Word、Excel、Outlook | PowerPointが含まれないため、プレゼンが必要な方には不向きです。 |
| Microsoft 365 | 全Officeアプリ+1TBクラウドストレージ | サブスク型で常に最新版を使えますが、月額・年額の費用が継続して発生します。 |
購入前に、製品ページの「Office」の記載をよく確認するようにしましょう。特に「Personal」は一見お得に見えますが、PowerPointが入っていないため、大学の授業や社内プレゼンで使う予定がある方は要注意です。
「デジタルライセンス」の仕組みについて
2026年現在のモデルでは、かつてのような「プロダクトキーが書かれた紙」は同梱されていません。現在の主流は、ライセンスがPC本体(マザーボード)とMicrosoftアカウントに紐付く「デジタルアタッチ」方式です。
初回起動時にMicrosoftアカウントでサインインするだけで認証が完了するため、プロダクトキーを紛失するリスクがなく、セットアップもスムーズです。
Office付きノートPCの3つのメリット|単体購入と比べてどれだけお得?

単体で買うより圧倒的にコストを抑えられる
Microsoftの公式ストアで「Office Home & Business 2024(永続版)」を単体で購入すると、約4万円前後の費用がかかります。
一方、PCとのセットモデルであれば、Officeなしモデルとの価格差が2万円〜2万5千円程度であることが多く、実質的に半額近いコストでOfficeを導入できる計算になります。
「どうせ後で買うなら、最初からセットで買った方が得」というのが、多くの方にとっての正解です。
届いてすぐ使える「タイパ」の高さ
PCが届いてから、別途ライセンスを購入して、インストーラーをダウンロードして……という作業は、慣れていない方には意外と時間がかかります。
その点、Office標準搭載モデルなら、初期設定の流れでそのままアクティベートが完了します。箱を開けて10分後には資料作成を始められる、この手軽さは大きなメリットです。
3年以上使うほどサブスクよりトータルコストで得になる
買い切り型のOfficeは、一度購入すれば追加費用なしでずっと使い続けられます。Microsoft 365のように月額・年額費用が積み重なることがないため、3〜5年以上使うほどトータルコストで有利になります。
買う前に知っておきたいデメリット・注意点2選

メリットだけでなく、購入前に把握しておくべきデメリットも正直にお伝えします。
ライセンスを別のPCへ移すことができない
PCにプリインストールされているOffice(OEM版)は、その端末専用のライセンスです。「PCが故障したので、Officeだけ新しいPCに移したい」といった使い回しは、原則できません。
つまり、PCと一心同体のライセンスだと理解しておく必要があります。もし複数台での利用や、PCを替えてもOfficeを使い続けたい場合は、Microsoft 365(サブスク版)の方が柔軟に対応できます。
使わない人には「不要なコスト」になる
GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートで日常的な作業が完結する方や、ブラウザ版の無料Office(Microsoft 365 Web版)で十分な方にとっては、2万円以上の上乗せコストはムダになってしまいます。
「念のため」という理由だけでOffice付きモデルを選ぶのは避け、次のチェックリストで自分の使い方に合っているか確認してみましょう。
【チェックリスト】Office付き・なし、あなたに合うのはどっち?

以下のリストを参考に、自分の使い方に合った選択をしてみてください。
- 学生(大学・専門学校):レポート作成やゼミの発表でWord・PowerPointが必要になる場面が多い方
- 社会人・副業ユーザー:クライアントからExcel/Wordファイルが送られてくる、または指定フォーマットでの納品が必要な方
- オフラインで安定して使いたい方:インターネット接続が不安定な環境でも、フル機能のOfficeをいつでも使いたい方
- すでにMicrosoft 365を個人契約している方:二重払いになってしまうため、Officeなしモデルで十分です
- Webブラウザで作業が完結する方:GoogleドキュメントやCanvaなどをメインで使っている方
- ゲームや動画編集専用機として使う方:事務作業をまったく想定していない場合は、Officeは不要です
シンプルな判断基準として、「週に3回以上ExcelやWordを開くか」を基準にするとわかりやすいです。この頻度を超えるならOffice付き、それ以下ならOfficeなしを選ぶのが、コストパフォーマンスの面で最適です。
新生活が始まるタイミングで、ノートパソコンを探し始める方はとても多いです。進学や就職、一人暮らし、在宅ワークなど、これからの生活にノートPCは欠かせない存在になります。ただ、「種類が多くて何を選べばいいかわからない」「スペックの違い[…]
後悔しないOffice付きノートPCの選び方|2026年版おすすめスペックも紹介
Officeを快適に動かすためには、PC本体のスペック選びも重要です。2026年現在、「ストレスなく仕事ができる」と言える基準は以下の通りです。
| スペック項目 | 推奨基準 | 補足 |
|---|---|---|
| CPU | Core i5 または Ryzen 5 以上 | i3は複数ファイルを同時に開くと動作が重くなりやすいため、i5以上を選ぶのが安心です。 |
| メモリ | 16GB推奨 | 8GBは限界を迎えつつあります。TeamsやZoomなどの会議アプリとOfficeを同時使用する場合は特に注意が必要です。 |
| ストレージ | SSD 256GB以上(512GBあると安心) | HDDは動作が遅く、起動に時間がかかります。必ずSSDを選びましょう。 |
| 画面サイズ | 持ち運び:13〜14インチ/据え置き:15.6インチ以上 | 外出先での使用が多い方は軽量な13〜14インチ、自宅メインなら見やすい15.6インチ以上がおすすめです。 |
スペックと価格のバランスを見るなら、Core i5・16GBメモリ・SSD 512GBのOffice Home & Business搭載モデルが、2026年現在のベストバイの基準です。予算が許すならこの構成を目安にしてみてください。
よくある質問(FAQ)|Office付きノートPCの疑問をまとめて解決
まとめ|迷ったら「使用頻度」で判断しよう
Office付きノートPCを買うべきかどうかは、「週にどれくらいExcelやWordを開くか」というシンプルな基準で判断できます。
週3回以上使うなら、迷わずOffice付きモデルを選びましょう。単体で後から購入するよりもコストを抑えられ、セットアップの手間もかかりません。長い目で見れば、最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。
年に数回しか使わないなら、Officeなしモデルで安く購入し、必要なときだけMicrosoft 365 Web版(無料)や月額サブスクを利用するのが経済的です。
スペックに関しては「Core i5・16GB・SSD 512GB」を目安に、自分の使い方に合った1台を選んでみてください。この記事が、あなたのノートPC選びの参考になれば幸いです。