デスクの上にゲーミングPCを置きたいけれど、「場所を取りすぎて邪魔」「もっとスッキリした見た目にしたい」と感じていませんか?
そんな方に注目されているのが、小型でコンパクトな省スペースのゲーミングパソコンです。
最近では、ハイエンドGPUを搭載しながらも、コンパクトなケースのBTOゲーミングパソコンが続々と登場しています。
デスク上にスマートに設置できるのはもちろん、床置きにしても邪魔にならず、インテリアにも馴染むデザイン性が人気の理由です。
この記事では、小型でコンパクトな省スペースのBTOゲーミングパソコンの特徴や選び方、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
また、BTOメーカーが販売するおすすめのゲーミングパソコンの紹介もしているので、購入前の参考にしてみてください。
小型でコンパクトな省スペースのゲーミングPCとは?
「小型でコンパクトな省スペースゲーミングパソコン」とは、その名の通りコンパクトな筐体サイズに高性能パーツを詰め込んだパソコンのことです。
一般的なゲーミングPCは「ミドルタワー」や「フルタワー」と呼ばれる大型ケースが主流ですが、省スペースモデルはMiniタワー型やキューブ型、スリム型などが中心です。
コンパクトでも性能は妥協なし
小さい=非力、というイメージはすでに過去のものです。
近年では、RTX 5060〜5080クラスのGPUを搭載可能な小型ケースも登場しており、AAAタイトルや高リフレッシュレートのFPSゲームも快適に動作します。
また、内部のエアフロー設計や電源ユニットの効率も改善され、発熱や騒音の問題も大幅に軽減されているモデルもあります。
省スペースゲーミングPCを選ぶときのポイント

GPUサイズとケース対応をチェック
コンパクトなケースでは、グラフィックボードの長さ・厚み・補助電源の位置が制約になります。
特にRTX 5070以降の大型GPUは、長さ30cmを超えるものもあり、Mini-ITXケースには物理的に収まらないこともあります。
このため、BTOメーカーで購入する場合は「搭載できるGPUのラインナップ」を必ず確認しましょう。
冷却性能は水冷 or デュアルファン構成がおすすめ
省スペースPCでは、限られた空間で効率的に熱を逃がす必要があります。
冷却性能を重視するなら、簡易水冷クーラー(240mmクラス)対応モデルや、デュアルファン搭載のGPUを選ぶのが安心です。
また、メッシュパネルを採用したケースなら、エアフローが良くなり、静音性も確保しやすくなります。
小型ケースの中でも「Fractal Design」「NZXT」「LIAN LI」などのブランドケースを採用したBTOモデルは冷却バランスが優秀です。
拡張性よりも初期構成を重視する
コンパクトPCは、内部スペースが限られているため、後からの増設が難しいことがあります。
特にストレージスロットやメモリスロットが2基のみという構成も多いため、最初から余裕のある構成を選ぶのがコツです。
- メモリ:最低16GB、できれば32GB
- ストレージ:ゲーム用途なら1TB SSD以上
- 電源容量:650W〜750W程度(GPU構成に合わせて選択)
「あとで追加すればいいか」と思わず、最初から理想の構成で注文するのが小型コンパクトで省スペースのBTOゲーミングパソコンの鉄則です。
BTOの小型コンパクトのゲーミングPCのメリット・デメリット
| 項目 | メリット | デメリット |
| サイズ | デスク上にも置けるコンパクト設計 | 拡張性がやや低い |
| デザイン | スタイリッシュでインテリア性が高い | 選択肢が限られる |
| 騒音 | 静音ファンや水冷対応モデルが多い | ファンの熱処理が難しい場合あり |
| 取り回し | 移動・掃除が簡単 | 内部アクセスが狭くメンテナンス性が低い |
ゲーミングパソコンを「性能を落とさずに省スペース化したい」人にとっては、デメリットを上回る価値があります。
特に最近のBTOメーカーは、冷却設計と静音性の両立を重視した小型筐体を多く展開しており、安心して選べます。
こんな人に小型コンパクトのBTOゲーミングPCがおすすめ
- デスクの上にPCを置いてスッキリさせたい
- 床置きでホコリや振動を避けたい
- 小さい部屋やワンルームでゲームを楽しみたい
- デザインにもこだわりたい
デスクスペースを確保しつつ、性能も妥協したくない人にとって、小型コンパクトで省スペースなゲーミングパソコンはまさに理想の形です。
おすすめの小型コンパクトな省スペースのBTOゲーミングPCランキング
-
Sycom:G-Master Velox Mini B850A AMD Edition
4.5特徴
- 19Lの超コンパクト筐体でデスク上にもすっきり設置
- Ryzen 5 9600X × RTX 5060で最新ゲームも快適
- Noctuaファン+CH160ケースで冷却と静音を両立
価格 229,890円(税込)から
- 標準スペック詳細
CPU AMD Ryzen 5 9600X(6コア12スレッド / Zen5) GPU NVIDIA GeForce RTX 5060(8GB / MSI製 SHADOW 2X OC) メモリ 16GB(8GB×2 / DDR5-5600 / Dual Channel) ストレージ 1TB NVMe SSD(Crucial P310 / PCIe 4.0) マザーボード GIGABYTE B850I AORUS PRO(Wi-Fi 7 / Bluetooth搭載) ケース DeepCool CH160 White(ガラスパネル仕様 / 約19L) CPUクーラー DeepCool AK400(空冷 / Noctua NF-F12背面ファン搭載) 電源 CWT CSN650M-G(650W / SFX / 80PLUS Gold) OS Windows 11 Home(64bit / DSP版) 保証 1年間無償保証(初期不良期間30日)
サイコムの「G-Master Velox Mini B850A AMD Edition
」は、19Lの超コンパクトボディに最新世代の性能を凝縮した小型でコンパクトなゲーミングパソコンです。標準で搭載される「AMD Ryzen 5 9600X」で最新のCPUを採用し、フルHDからWQHDゲーミングまで快適に動作。GPUにはGeForce RTX 5060(8GB)を採用し、Apex LegendsやValorantといった人気タイトルも高フレームレートでプレイ可能です。
もちろんCPUやGPUのスペックを注文時に上げる事もできます。
ケースにはDeepCool CH160(ホワイト or ブラック)を採用。高いエアフロー構造とNoctua製静音ファンにより、冷却性と静音性を両立しています。
さらにカスタマイズで240mm水冷にも対応し、長時間プレイでも安定した温度を維持。Wi-Fi 7対応マザーボード「GIGABYTE B850I AORUS PRO」や1TB NVMe SSD、DDR5メモリも標準搭載しています。
「小さくても妥協しない」新世代ミニゲーミングパソコンです。
-
SEVEN:ZEFT R67A
4特徴
- Ryzen 7 9700X × RTX 5060 Tiで最新タイトルも快適プレイ
- 木製フロントパネル採用のLianLi製ケースが美しいコンパクトデザイン
- 64GBメモリ+2TB NVMe SSDでマルチタスクもスムーズ
現在セール中! 329,780円(税込)
- 標準スペック詳細
CPU AMD Ryzen 7 9700X(8コア16スレッド / 最大5.5GHz) GPU NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti メモリ 64GB DDR5-5600 ストレージ 2TB NVMe SSD(Gen4 / WD製) マザーボード GIGABYTE X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE(Wi-Fi 7 / Bluetooth 5対応) ケース LianLi A3-mATX-WD Black(木製フロントパネル / ミニサイズ) CPUクーラー ハイエンド空冷クーラー「MUGEN6」 電源 650W(80PLUS Bronze認証) ネットワーク 2.5GbE LAN / Wi-Fi 7 / Bluetooth 5 OS Windows 11 Home 付属品 27インチモニタ・キーボード・マウス・スピーカー 保証 1年間(初期不良交換2週間)
SEVENの「
ZEFT R67A」は、最新のRyzen 7 9700XとGeForce RTX 5060 Tiを搭載した高性能コンパクトゲーミングパソコンです。標準構成では、木製フロントパネルが印象的なLianLi製「A3-mATX-WD Black」ミニケースを採用。幅約19cm・高さ約32cmのスリム設計ながら、優れたエアフローと拡張性を両立しており、デスク上にもスマートに設置できます。
内部には64GBのDDR5メモリと2TB NVMe SSD(Gen4対応・WD製)を搭載。ゲーム起動や動画編集などの重作業も快適に処理できます。
冷却には静音性と性能を両立した「MUGEN6」を採用し、長時間のプレイでも安定動作。さらにWi-Fi 7対応マザーボード「GIGABYTE X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE」を標準装備し、次世代通信にも対応しています。
コンパクトさとハイパフォーマンスを両立した、デザイン性にも優れたミドルハイクラスBTOゲーミングPCです。
-
ark:arkhive Gaming Limited GL-A5Z
4特徴
- Fractal Design「Mood」ケース採用でインテリアに溶け込むデザイン
- ASRock B850I Lightning WiFi搭載で高速通信対応
- Noctua静音クーラー+180mmトップファンで優れた冷却性能
価格 199,800円(税込)
- スペック詳細
CPU AMD Ryzen 5 8600G(6コア12スレッド / 4.3GHz / Radeon 760M内蔵) GPU Radeon 760M(CPU内蔵グラフィックス) CPUクーラー Noctua NH-L9a-AM5(9cm静音ロープロファイル) メモリ 16GB(8GB×2 / DDR5-4800 / SanMax製 Micronチップ) ストレージ 2TB NVMe SSD(Kingston NV3シリーズ / PCIe Gen4×4) マザーボード ASRock B850I Lightning WiFi(Mini-ITX / Wi-Fi搭載) ケース Fractal Design Mood Light Gray(212×212mm / ファブリック素材3面仕様) 電源 Cooler Master V SFX Gold 750W(80PLUS GOLD / ATX3.1対応) ネットワーク Wi-Fi対応 / Bluetooth搭載 OS Windows 11 Home 64bit(DSP版) 保証 1年間(BTOパソコン通常保証)
arkの「
arkhive Gaming Limited GL-A5Z」は、最新のRyzen 5 8600Gを搭載した小型コンパクトな省スペース型ゲーミングパソコンです。わずか212×212mmのコンパクト筐体に、180mm大型トップファンを備え、煙突効果による優れた冷却性能を発揮。静音性の高いNoctua製ロープロファイルクーラーを標準装備し、長時間のプレイや作業でも安定した動作を維持します。
ケースには、Fractal Design製「Mood(Light Gray)」を採用。3面をファブリック素材で覆った上質なデザインは、リビングやデスクにも自然に馴染みます。
さらに、標準でWi-Fi搭載のASRock B850I Lightningマザーボード、2TB NVMe SSDなど高品質パーツを厳選。内蔵GPU「Radeon 760M」で軽量タイトルをこなせるほか、GPUを追加するカスタマイズすると本格ゲーミングにも対応可能です。
デザインと機能性を両立した小型で、コンパクトなおすすめの1台。
BTOゲーミングPCのセール情報もチェックしよう!
このほか、BTOメーカーのセール情報も紹介しています。少しでもお得にゲーミングパソコンを手にしたい時にチェックしてみてください。
省スペースゲーミングPCを選ぶときの注意点

ケース内部の熱対策を確認
内部スペースが狭い分、ケーブルマネジメントやファンが重要です。
外気を取り込むケースファンや、CPUを冷やすための水冷や空冷クーラーなど、性能によって判断が必要です。
BTOメーカーによっては、ケースのエアフローを事前に確認できるページもあるので、購入前にチェックしておきましょう。
GPUアップグレードの可否
Mini-ITXケースは全長などの理由によりGPU交換がしづらいため、将来ハイスペックにスペックアップを考えるならミニタワー型がおすすめです。
「長く使いたいけど省スペースにしたい」という方は、RTX 5070前後のミドルハイクラスGPUがベストバランスです。
電源ケーブル・ポート配置にも注目
電源ユニット(SFX電源など)の位置によって、背面のケーブルが干渉する場合があります。
また、前面USBポートが少ないモデルもあるので、外部機器を多用する人はポート数にも注目しましょう。
省スペースゲーミングPCとノートPCの違い
「小さいならノートPCでもいいのでは?」と思う方もいますが、実際には大きな違いがあります。
| 比較項目 | 小型ゲーミングPC | ゲーミングノートPC |
| 性能 | デスクトップ向けGPU搭載で高性能 | モバイル向けGPUでやや性能低下 |
| 拡張性 | SSDやメモリ交換が比較的容易 | 基本的に固定 |
| 冷却性能 | ケース内で効率的に排熱可能 | 放熱スペースが小さく熱を持ちやすい |
| コスパ | 同価格帯なら性能が高い | 価格が高め |
まとめると「性能重視ならデスクトップパソコン」、「持ち運びたいならノートパソコン」と目的で選ぶのがポイントです。
まとめ
小型コンパクトな省スペースのゲーミングパソコンは、「小型×高性能」という理想のバランスを持っています。
デスク周りをスッキリ見せたい人、限られた空間で快適にプレイしたい人にとって、いま最もおすすめできるゲーミングパソコンカテゴリといえます。
さらに小型のゲーミングパソコンでも性能を妥協しないBTOメーカーはどんどん増えています。
この記事で紹介しているモデルや、BTOメーカーの販売ページから自分の理想の1台を見つけてみてください。