大学生にとってノートパソコンは学業、研究、プライベートなど多方面で必須となるツールです。
講義のノート取りや、レポート作成など学生生活に欠かせません。
学生生活を不自由なく暮らすためには、ノートパソコンのスペックが重要です。
4年間の大学生生活があるのにコスパ重視で、一番安いモデルを購入してしまうと大学で使用するアプリなどが、うまく動作しない可能性も。
最低でも4年間使用できるスペックを搭載したノートパソコンを選ぶべきです。
さらに、本体重量も可能な限り軽い方がいいでしょう。
この記事では、スペックや本体重量を両立したA4サイズのノートパソコンについて紹介します。
- 1 ノートパソコンの選び方
- 2 OSやCPUをはじめにチェック!
- 3 CPU:できるだけ新しいものを
- 4 Macの場合はMシリーズ
- 5 他にもチェックするといいスペック
- 6 バッテリー:大学の推奨時間を目安にチェック
- 7 メモリ:16GB以上が理想
- 8 ストレージ:SSDでなおかつ512GB以上あると安心
- 9 専攻によっては液晶画面サイズや解像度も
- 10 スペックや画面サイズによって本体重量が変わってくる
- 11 USB・HDMIポートが必要かどうかもチェック
- 12 Officeソフトが必要か
- 13 これまでのポイント
- 14 おすすめのノートパソコン
- 15 Lenovo:IdeaPad Slim 5 Gen 10 コスパ求めるならコレ 14インチのノートPC 2025年1月発売
- 16 dynabook:XZ/HY W6XZHY7BBL Webモデル 本体重量1キロ未満でセルフバッテリー交換可能
- 17 富士通:LIFEBOOK WU4/J3 MADE IN JAPANで重量1キロ未満
- 18 まとめ
- 19 コスパ重視でWindowsを搭載したノートパソコンおすすめ
ノートパソコンの選び方
はじめに必要な事があります。それは、通う大学の学部や必要とされているスペックを把握することです。
文系や理系だけでも必要とされるスペックが違います。使用するアプリも大学によって違う事もあるので、ホームページなどで必要とされるスペックを把握しましょう。
OSやCPUをはじめにチェック!
ノートパソコンで一番注意して欲しいのがOSとCPUです。
OSとCPUについて詳しく解説します。
OS:Windows推奨が多い
OSは、主にMicrosoftのWindowsを推奨している大学が多いです。少数ですが、AppleのMacOSのみ推奨している場合もあるので、注意が必要です。
最新のOSはWindows11で、MacOSの場合はSequoiaとなっています。
Windowsの場合
Windows11の場合は新品で購入する場合は、ほとんど問題ありませんが、中古(中古はおすすめしません!)の場合は注意です。
MacOSの場合
MacOSの場合は、新しいOSが出ても更新することができます。ただ、年式や搭載されているCPUによってOSを更新することができないこともあります。4年間使用することを考えると、CPUがM3以上搭載しているモデルが余裕持てるためいいでしょう。
CPU:できるだけ新しいものを
4年間のキャンパスライフをノートパソコンで不自由しないためにも、CPUはできるだけ新しいものが搭載されているモデルがいいでしょう。
CPUといえばIntelのCore Ultraシリーズが多く、次にAMDのRyzenシリーズがあります。双方とも多くのノートパソコンに搭載されています。
IntelのCore Ultraシリーズは、無難なCPU。AMDのRyzenシリーズは、コストパフォーマンスが高く、Intelと比べても問題が無い事が多いです。
Core UltraやRyzenは、それぞれグレードが存在しています。
- Intel Core Ultra5(2世代) Core Ultra7(2世代)など
- AMD Ryzen AI 5 300番台 Ryzen AI 7 300番台など
現在(2025年1月時点)の最新CPUです。
大学の推奨スペックリストの中で、Core i5やRyzen 5などと表記されている場合があります。 その場合は、数字が一緒であればそのあたりのCPUクラスとイメージするといいでしょう。
ただ、最新モデルのCPUは、搭載されているノートパソコンがまだ少ないのが現状。1つ前のモデルであれば、選択肢が増えてそこまで差が無いためおすすめです。
1つ前のモデルは以下の通りです。
- Intel Core Ultra5(1世代)or Core i5 1400・1300番台 Core Ultra7(1世代)or Core i7 1400・1300番台
- AMD Ryzen 5 8000・7000番台 Ryzen 7 8000・7000番台
このあたりがラインナップも多くおすすめです。
Macの場合はMシリーズ
AppleのノートパソコンMacBookの場合、CPUはAppleシリコンのMシリーズとなります。
現在の最新CPUは、M4Pro / ProMaxとなっており、MacBook Proに搭載。一番手を出しやすいMacBook Airの場合は、M2とM3を搭載したモデルが販売されています。
AppleシリコンのMシリーズは、無印のM2やM3でも十分な性能を持っています。特殊な専攻では無い場合は、M3を搭載したMacBook Airでも十分な事が多いです。場合によってはM4Pro・M4ProMaxなどを選ぶといいでしょう。
他にもチェックするといいスペック
OSやCPUの他にもチェックは必須です。
特にバッテリーや、メモリ、ストレージは4年間使用するキャンパスライフで重要になります。
バッテリー:大学の推奨時間を目安にチェック
ノートパソコンは、持ち運んで作業する場合は、基本バッテリー駆動となります。いつでも充電できる環境であればいいですが、そうはいかないかと思います。
大学の推奨時間にもよりますが、8時間以上あるといいでしょう。10時間以上あるとバッテリーをあまり気にするなく使用することができます。
バッテリーは簡単に交換できるとなお良い
ノートパソコンのスペック以外で、不満となりやすいのがバッテリー問題。新品で購入後、大体2〜3年くらい使用すると、バッテリーがへたってきて駆動時間が短くなることが多く、スペックは十分なのにストレスや買い換えを検討することもあります。
基本的にノートパソコンのバッテリーは、交換が難しいモデルが多いです。専門の店舗で交換することも可能ですが、案外高く付くこともあります。
メーカーによって一部のモデルでは、簡単にバッテリー交換できるようになっている事もあります。スペックに問題が無ければ、簡単にバッテリー交換をして、新たな数十万円の出費をおさえることもできます。
また、周りの生徒のバッテリーがへたってしまい、コンセントが確保できない可能性もあります。駆動時間を簡単にバッテリー交換して回復することができることもメリットとなります。
メモリ:16GB以上が理想
近年、メモリは16GBが理想的となっています。アプリやブラウザなどメモリを食う事が多く、8GBだと足りないことが目立ってきました。
そのため16GB以上搭載されているノートパソコンを選びましょう。
ストレージ:SSDでなおかつ512GB以上あると安心
ストレージは、資料やアプリなどを保存するために必要です。
大学で使用するアプリや資料によって推奨容量が変わってきますが、だいたい512GB以上あると安心でしょう。
また、ストレージによってHDDやSSDという形式があります。現代では圧倒的にSSDが多く、仮にメインのストレージにHDDが搭載されている場合は、買わない方がいいです。
現在主流のM.2 SSDという規格もあります。最近のノートパソコンであればM.2が搭載されている事が多いです。
専攻によっては液晶画面サイズや解像度も
専攻によっては、ノートパソコンの画面にも推奨があることも。
例えば、14インチ程度・2160×1440ドット以上などの推奨があったりします。
インチ数が大きくなればなるほど、ノートパソコンの本体が大きくなるので、持ち運びなども考慮が必要です。
画面のサイズは、大学によっては15インチ推奨などありますが、特になければ大きくても14インチ以下がおすすめです。
14インチ程度であれば、サイズがだいたいA4判用紙くらいになるので、リュックなどに無理なく入れて持ち運ぶ事ができます。
スペックや画面サイズによって本体重量が変わってくる
日常で持ち運ぶ事が多くなってくると、重要なのが本体重量。目安としては、1kg〜1.4kgが理想です
ノートパソコンのスペックが高ければ作業が快適になりますが、その分重量が重くなることも。重量が重くなると持ち運ぶのも嫌になったり、移動だけで体が疲れてしまうこともあります。
だからといって、本体重量が軽いモデルを選ぼうとすると、ノートパソコンの値段が高くなることもあります。
また、本体重量が重たくなる理由はバッテリーの容量によって変わってきます。軽ければ軽いほどバッテリーの容量が少なくなる事があるため、駆動時
間もチェックして、バランスがいいモデルを選ぶ事が重要です。
USB・HDMIポートが必要かどうかもチェック
専攻によってはインターフェース関連も指定があるかと思います。
USB-AやUSB-C、HDMIポートやLANポートなどの指定があったり。USB-Cが搭載されているノートパソコンであれば、変換ケーブルなどでも対応できるため、重要度は低めかもしれません。
Officeソフトが必要か
レポートや学会発表などで、使用する資料作成などでOfficeソフトが必要になることもあります。
Officeソフトは、大学から配布されたり、個人で用意しないといけない事もあるため確認が必要です。
個人で用意する場合、メーカーによっては標準搭載だったり、オプションで搭載できたりなどがあります。
これまでのポイント
- OS:WindowsかMacOS?
- CPU・Windowsの場合:Core i5・Core Ultra5 or Core i7・Core Ultra7
- CPU・MacOSの場合:M3・M4Pro・M4ProMax
- バッテリー:駆動時間8時間以上で、簡単にバッテリー交換ができると理想
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:M.2で512GB以上
- 画面:14インチ程度
- 重量:1kg〜1.4kgが目安
- インターフェース:USBやHDMIポートは最悪なくても何とかなる
- Officeソフト:大学から配布があるかどうか。用意が必要か
このポイントを参考にノートパソコンを選んでくださいね。
おすすめのノートパソコン
これから紹介するおすすめのパソコンの中からぴったりなモデルを見つけてください。
Lenovo:IdeaPad Slim 5 Gen 10 コスパ求めるならコレ 14インチのノートPC 2025年1月発売
モデル | Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen7 8845HS |
メモリ | 32GB (16GBx2) |
ストレージ | 1TB (PCIe NVMe/M.2) |
インターフェース | USB-C×2・USB-A×2・HDMI・イヤホンジャック |
画面サイズ・解像度 | 14.0 型 WUXGA OLED (有機 EL ディスプレイ、1920×1200 ドット、最大 10.74 億色、16:10、DisplayHDR™True Black 500) 、光沢あり |
カメラ | FHD 1080p カメラ、IR カメラ、プライバシーシャッター付き |
重量・寸法 | 約1.39kg・約313.4×222.0x16.9mm(最薄部) |
バッテリー | 動画再生時:約9.7 時間 アイドル時:約14.7 時間 |
Officeソフト | なし |
保証 | 1 年間 |
価格 | 134,860(税込) |
「Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10」は、Ryzen7 8845HSを搭載し、メモリ32GB、ストレージが1TBあります。大学から提示されている推奨スペックをだいたいは超えているのではないでしょうか。
気にした方がいい点は、画面の解像度やOfficeソフトです。
解像度は、1920×1200ドットとなっており、標準的なスペックですが、専攻によってはちょっと足りない事があります。
Officeソフトについては、大学から支給がある場合問題はありませんが、無い場合はご自身で用意する必要があります。
バッテリー性能は、長くもなく短くもなく、1日使用可能。さらに急速充電に対応しているため、15分の充電で約2時間使用できます。ただ、バッテリー交換が簡単にはできない仕様となっているため、4年目になる頃は性能が落ちている可能性があります。
全体的に十分なスペックを持っていて、なおかつコストパフォーマンスが高いモデルでおすすめです。
Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10はこちら
dynabook:XZ/HY W6XZHY7BBL Webモデル 本体重量1キロ未満でセルフバッテリー交換可能
モデル | dynabook XZ/HY W6XZHY7BBL Webモデル |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 1360P 【Core i5 1334Uバージョンもあり】 |
メモリ | 16GB【32GBあり】 |
ストレージ | 512GB SSD【256GB・1TBもラインナップあり】 |
インターフェース | Type-C×3・USB-A×2・HDMI・LAN・microSDカードスロット・マイクヘッドホン端子 |
画面サイズ・解像度 | 13.3型WUXGA高輝度・高色純度・広視野角(非光沢)・1,920×1,200ドット |
カメラ | 有効画素数 約92万画素(Webカメラシャッター付き) |
重量・寸法 | 約939g・約298.8mm(幅)×約17.7~18.7mm(高さ)×約212.0mm(奥行) |
バッテリー | 動画再生時:約10.0時間 アイドル時:約26.0時間 セルフバッテリー交換可能 |
Officeソフト | あり【必要無ければOfficeなしを選択可能】 |
保証 | 無償保証1年 延長保証あり(有償) |
価格 | 248,380円(税込) |
「dynabook XZ/HY W6XZHY7BBL」は、セルフバッテリー交換可能モデルで、ノートパソコン本体の重量が1キロ未満。大学4年間の生活で、魅力的なモデルとなっています。
「dynabook XZ/HY W6XZHY7BBL」は、Core i7 1360Pを搭載しています。CPU性能が高いため、ほとんど不自由なくパソコン作業が可能となります。
大学生活でスペック以外に一番気になるのがバッテリーです。このモデルは、バッテリーを簡単に交換できるため、大学生活で使用することができます。
また、高スペックながらバッテリー交換も簡単にできるモデルですが、本体重量も注目ポイントです。13.3インチのほぼA4サイズで、本体重量が約939gと1kg切っています。持ち運びが多くても負担が少なく、嫌になりにくいところもポイント。
スペックは十分で、セルフバッテリー交換可能、重量は1kg未満の「dynabook XZ/HY W6XZHY7BBL」は、大学生活にピッタリなモデルでおすすめです。
購入時にCPUやメモリ、ストレージ、Officeソフト有無など必要に応じてカスタムが可能になっています。Core i5とOfficeなしを選択すると20万円を切ります。商品ページで選択できるので、取捨選択可能です。
dynabook XZ/HY W6XZHY7BBL Webモデルはこちら
富士通:LIFEBOOK WU4/J3 MADE IN JAPANで重量1キロ未満
モデル | 富士通 LIFEBOOK WU4/J3 |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H 【カスタムあり】 |
メモリ | 8GB【カスタムあり】 |
ストレージ | 256GB SSD【カスタムあり】 |
インターフェース | USB-C×2・USB-A×2・LANポート・HDMI・マイクイヤホンジャック |
画面サイズ・解像度 | 14.0型ワイド WUXGA ノングレア液晶・1920×1200 |
カメラ | フルHD Webカメラ内蔵(プライバシーカメラシャッター付)(有効画素数約207万画素) |
重量・寸法 | 約888g・308.8×209×15.8~17.3mm |
バッテリー | 動画再生時:約11.5時間 アイドル時:約30.0時間 |
Officeソフト | 無し【+19,700円で追加可能】 |
保証 | メーカー保証1年【延長保証オプションあり】 |
価格 | 175,700円(税込) |
「富士通 LIFEBOOK WU4/J3」は、日本で組み立てられて、本体重量が1キロ未満という安心と使いやすさを求めるならコレです。
予算や必要なスペックにあわせてカスタマイズできるモデル。初期状態だと、メモリやストレージが物足りないですが購入時のカスタマイズで、増やすことが可能です。例えば、メモリを16GB、ストレージを512GBにカスタムした場合、合計金額は217,400円(2025年1月時点)となります。
14インチながら本体重量が約888gと、かなり軽くなっています。大学生は、家からパソコンを持ち出すことがあるかと思います。持ち運ぶのも負担になりにくいところもポイントです。
スペックはCPUにCore Ultra5を搭載しています。新しいCPUのため、安心して使用することができます。
必要なスペックを調節できて、可能な限り軽いノートパソコンを探している方におすすめです。
まとめ
大学生生活がはじまる方にとっては、4年間ノートパソコンを使用することになります。そのためはじめに選ぶノートパソコンは重要となります。
専攻によって必要とされるスペックが変わり、それぞれ大学のホームページなどでチェックが必要です。
この記事を参考に、ぴったりなモデルを見つけてください。
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