近年、ノートパソコンは単なる作業ツールにとどまらず、映像表現やクリエイティブ用途に適した高品質なディスプレイへの需要が高まっています。
その中でも、高解像度(2K以上)や有機EL(OLED)パネルを搭載したモデル、または自由にカスタマイズできるBTO(Build To Order)ノートパソコンが日本国内で注目を集めています。
この記事では、これらのモデルの魅力や選び方を詳しく解説します。
高解像度ディスプレイとOLEDパネルが注目される理由
多くの一般的なノートパソコンはフルHD(1920×1080)の解像度ですが、最近では2560×1440(2K)や3840×2160(4K)などの高解像度ディスプレイを搭載、またはカスタマイズ可能なモデルが増えています。
高解像度ディスプレイを選ぶことで、作業領域が広がり、写真編集や動画編集時の細部まで鮮明に表示できるため、作業効率が大幅に向上します。
また、有機EL(OLED)パネル搭載モデルは液晶(LCD)パネルに比べて非常に高いコントラスト比と優れた色再現性があります。
特に映像編集やイラスト、グラフィックデザインなどの分野では、正確な色表現が求められるため、OLEDパネルが最適とされています。
実際の利用シーンと具体的なメリット
写真や動画編集を行う場合、高解像度ディスプレイが作業の質を大きく向上させます。画面に多くの情報を同時に表示でき、細かな部分まで鮮明に確認可能になるため、作業精度が向上します。
映画やドラマの視聴を重視するユーザーにとっては、OLEDパネル特有の深い黒や鮮やかな色彩表現が魅力です。映像の臨場感が大きく向上し、視聴体験が一段と豊かになります。
標準搭載・高解像度にカスタマイズ可能なおすすめモデル
Lenovo:ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9
特徴
- カスタマイズ項目が多い
- タッチパネルに対応した高解像度カスタマイズ可能
- 英語配列にも対応
価格 | 441,650円(税込) |
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現在セール中! | 248,765円(税込) |
- スペック詳細
CPU インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U(標準)
【カスタマイズ可能】
インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U
インテル Core Ultra 7 プロセッサー 165U vPro対応OS Windows 11 Home 64bit メモリー 32GB
【カスタマイズ可能】
64GBストレージ 512GB
【カスタマイズ可能】
1TB
2TBディスプレイ 14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチパネル
【カスタマイズ可能】
14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 反射防止, マルチタッチパネル
14″ WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチパネル重量 約1.35kg〜
Lenovo「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9」は、カスタム項目が多く、高負荷な作業などを行う方におすすめ。
Core Ultraシリーズを搭載しているモデルです。標準で、Core Ultra 5を搭載していて、カスタマイズでCore Ultra 7にすることが可能です。
さらに、標準でメモリを32GB搭載し、ディスプレイのカスタマイズも可能。解像度を上げる事ができるため、写真・動画編集する方や、英語配列にすることも可能で、プログラミングをする方にもおすすめです。
また、Lenovoのスリムペンも搭載されているため、タッチパネルにも対応しており、プレゼンテーションなどにも使うことが可能です。
ノートパソコンをいろいろな使い方をする方におすすめのモデルです。
Lenovo:Yoga 7i 2-in-1 Gen 10
特徴
- 2-in-1で、2.8K OLEDのタッチディスプレイ
- 余裕あるスペック
- 軽量で持ち運びも十分可能
価格 | 226,600円(税込) |
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- スペック詳細
CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V(標準)
【カスタマイズ可能】
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V
インテル Core Ultra 7 プロセッサー 256VOS Windows 11 Home 64bit メモリー 32GB(標準)
※CPUのグレードによって16GBストレージ 1TB(標準)
【カスタマイズ可能】
512GBディスプレイ 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル 重量 約1.38kg
Lenovoの「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」は、高性能で、タッチパネルにも対応した2-in-1で便利なモデルです。
14インチで、高解像度な2.8KのOLEDを搭載したディスプレイ。タッチパネルにも対応していて、専用のペンも搭載。タブレットのような使い方もでき、プレゼンテーションなどにも活躍します。
標準構成で、CPUは高性能なCore Ultra 7を搭載。メモリは、32GBで余裕ある容量で作業もサクサク。資料作成や、画像編集などにも余裕ある性能を持っています。また、CPUをダウングレードすることもでき、コストを下げることも可能。注意点は、一部のCPUを選択するとメモリが16GBになってしまいます。
重量も軽量なため、持ち運びの多いビジネスマンや、クリエイターなどいろいろな用途に対応できるモデルです。
VAIO:SX14-R VJS4R18
特徴
- VAIOならではの高級感あるデザイン
- さまざまな用途に対応可能なカスタマイズ項目
- 比較的軽量なボディ
価格 | 259,800円(税込) |
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- スペック詳細
CPU Core Ultra 5 125H(標準)
【カスタマイズ可能】
Core Ultra 7 155HOS Windows 11 Home 64bit
【カスタマイズ可能】
Windows 11 Pro 64bitメモリー 16GB(標準)
【カスタマイズ可能】
32GB
64GBストレージ 256GB(標準)
【カスタマイズ可能】
512GB
1TB
2TBディスプレイ 14.0型ワイド 16:10 WUXGA 1920×1200(標準)
【カスタマイズ可能】
14.0型ワイド 16:10 タッチディスプレイ WQXGA 2560×1600バッテリー 標準バッテリー(標準)
動画再生時:最大約10時間
アイドル時:最大約27時間
【カスタマイズ可能】
大容量バッテリー
動画再生時:最大約16時間
アイドル時:最大約38時間重量 約999~1178g
VAIOの「SX14-R VJS4R18」は、14インチサイズで、標準構成でも十分なスペックを持った軽量のノートパソコンです。
カスタマイズが可能な項目も多く、さまざまな用途に対応できることも魅力です。
特に大容量バッテリーにカスタマイズした場合、アイドル時で最大約38時間とかなりロングライフなノートパソコンになります。カスタム費用は+10,000円。ただ、大容量バッテリーにすると、本体重量が重たくなることも注意です。
CPUやメモリについては、標準構成でも現状は十分ですが、注意点があります。メモリを32GBにする場合は問題ありませんが、64GBにしたい場合は、CPUも同時にCore Ultra 7に変更されます。金額も一気に上がるので、その点は注意。
さらに日本で購入できて、珍しいカスタマイズの英語配列キーボードにすることも可能。ディスプレイのカスタマイズは、解像度をWUXGA(1920×1200)からWQXGA(2560×1600)にすることも可能です。
軽量な本体に大容量バッテリーにすると丸一日作業するような方でも十分な性能があります。カフェなどあちこちで作業したい!という方にピッタリ。
「持ち運べる高性能ノート」が欲しい人にとって、おすすめの1台です。
購入・カスタマイズする際の注意点
OLEDパネルは優れた性能を発揮しますが、画面焼き付きなどのリスクがあるため、スクリーンセーバーや適切な明るさ設定を活用することを推奨します。
また、高解像度ディスプレイモデルは全体的に高性能であることが多いため、CPUやGPU、メモリなどのスペックも合わせて十分に検討することが大切です。
購入時にはメーカーごとの保証内容やサポート体制も確認しましょう。特に高額なモデルの場合、長期保証や手厚いサポートがあると安心です。
まとめ
高解像度(2K以上)やOLEDパネルを搭載・カスタマイズ可能なBTOノートパソコンは、映像品質や作業効率にこだわるユーザーに最適です。
用途や予算に応じて自由に選べるBTOモデルなら、自分に最適な1台を手に入れることが可能です。
ぜひ理想の環境作りのために活用してください。
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