「Core Ultraって、なんか良さそうだけど、実際どうなの?」
最近ノートパソコン選びをしていると、そんな疑問を持つ方が増えています。
実はこのCore Ultra、Intelが満を持して投入した次世代CPUで、AI処理・高性能・省電力と、いま求められる全部を詰め込んだ“すごいCPU”なんです。
この記事では、そんなCore Ultraの魅力や選び方をわかりやすく解説しながら、おすすめのノートパソコンもご紹介します。
「仕事用に快適な1台がほしい」「動画編集に強いノートPCが気になる」など、あなたにぴったりなモデルがきっと見つかるはずです。
Core Ultraって?最近よく聞くけど何が違うの?
「Core Ultra」という名前、最近パソコン売り場やネット広告でも目立つようになってきました。でも、これまでの「Core i」シリーズと何が違うのか、具体的に説明できる人は少ないかもしれません。
結論から言えば「Core Ultraは、AI時代のノートパソコンに必要な性能を備えた次世代のIntel製CPU」です。
従来よりも高い処理能力に加えて、省電力性、内蔵GPUの進化、そして「NPU」と呼ばれるAI専用の処理チップまで搭載。これから数年先まで使えるノートパソコンを選びたい人には、まさに間違いのない選択肢です。
なぜ今、Core Ultraに注目が集まっているのか?
Intelがブランド刷新 Core iからUltraへ
2023年末から、Intelは長年続いた「Core i」シリーズを見直し、新たにCore Ultraブランドをスタートしました。
Core Ultraの登場により従来の「i5」「i7」といった分類はそのままに、設計が大きく刷新され、新世代アーキテクチャ「Meteor Lake」を採用しています。
Core Ultraが「すごい」と話題になっている理由とは?
「Core Ultraはすごい」そんな声を目にしても、実際に何がすごいのかは使ってみないとピンとこないかもしれません。
でも、仕組みを知れば納得。Core Ultraは、これまでのノートパソコン用CPUとは一線を画す、まさに今どきの使い方に対応した最新設計なんです。
AI処理に強い!専用チップ「NPU」搭載
まず注目すべきは、Core Ultraにだけ搭載されているNPU(Neural Processing Unit)の存在。
CPUに搭載されたNPUはAI処理専用の第三の頭脳で、画像生成、文字起こし、ノイズ除去、翻訳などを高速かつ省電力でこなしてくれます。
今後ますます増えるAI対応ソフトやWindowsに搭載されているCopilotなどとも相性が良く、「将来も見据えた選び方」をしたい人にとって大きなメリットになります。
高性能なのに省電力 進化したアーキテクチャ
Core UltraにはIntelの新アーキテクチャ「Meteor Lake」が採用されており、処理性能と省電力性のバランスが大きく進化しています。
特にノートパソコンでは、性能が高くなるとバッテリー持ちや発熱が気になりますが、Core Ultraは高負荷時の処理能力と軽作業時の効率性を切り替えながら動作する構造になっているため、持ち運び用途でも頼れる存在です。
グラフィック性能も強化済み
また、Core Ultraは内蔵GPUにIntel Arcグラフィックスが搭載されており性能が従来より大幅に向上しています。
軽めの画像編集や動画編集、ライトなゲームプレイなら、GPUがなくてもこなせるレベルの処理が可能。
「そこまで本格的じゃないけど、少しクリエイティブな作業もしたい」というユーザーにぴったりです。
Core Ultraは「いまの使い方」にベストマッチなCPU
- AI処理を快適にこなせる「NPU」搭載
- ハイブリッド構造で高性能と省電力を両立
- グラフィック性能まで抜かりなし
こうしたバランスの取れた特徴こそが、Core Ultraが「すごい」と話題になる理由なんです。
Core Ultraのグレードとモデル名の見分け方(5・7・9/U・H)
Core Ultraの魅力はわかったけれど、「じゃあ、実際どのモデルを選べばいいの?」という疑問が出てくるタイミングですよね。
実はCore Ultraにはグレードの違いや型番のルールがきちんとあり、それを知っておくことで、あなたの使い方にぴったりな1台が見つけやすくなります。
ここでは、「Core Ultra 5・7・9」といったグレードの意味や、「155H」「125U」などモデル名の読み方をわかりやすく解説します。
モデル名の読み解き方(例:Core Ultra 7 155H)
表記 | 意味 |
Ultra 5 / 7 / 9 | 性能ランク(数字が大きいほど高性能) |
数字(例:155) | 世代やモデル番号。現行は100番台(第1世代) |
末尾(H/U) | H=高性能、U=省電力(用途に応じて選ぶ) |
現時点での主流は?
現在は「Core Ultra 5」「Core Ultra 7」が搭載されたモデルが多数登場しています。
U付きは低消費電力重視で、ビジネス・モバイル向け。H付きはパフォーマンス重視で、クリエイター・ゲーム向けとして分類されることが多いです。
Core Ultraを搭載したノートパソコンのおすすめモデルを紹介
ASUS:Vivobook 14 X1407CA
特徴
- Core Ultra 5でAI対応
- 耐久性◎のミリタリー準拠
- スマート操作で快適作業
価格 | 129,800円(税込)から |
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- スペック詳細
CPU インテル Core Ultra 5 225H OS Windows 11 Home 64bit メモリー 16GB ストレージ 512GB ディスプレイ 14.0型、1920×1200、ノングレア インターフェース HDMI×1
USB3.2 (Type-A/Gen1)×2
USB3.1(Type-C)×バッテリー(JEITA3.0) 動画再生時:約4.2時間
アイドル時:約9.3時間重量 約1.54kg
ASUSの「 Vivobook 14 X1407CA」は、日々の作業を効率化したい方にぴったりのAI対応ノートパソコンです。
搭載されているのは、インテル Core Ultra 5(シリーズ2)プロセッサー。AI処理に対応しており、文書作成やデータ整理といった日常の作業がサクサク進みます。スマートジェスチャーに対応したタッチパッドも操作感がよく、直感的にコンテンツをコントロールできるのもポイントです。
また、14インチの広めのディスプレイは映像体験にも配慮されており、作業だけでなく動画視聴などのエンタメ用途にも対応。バッテリー寿命を守るヘルスマネジメント機能も搭載されており、長く安心して使える設計になっています。
さらに、米軍規格レベルの厳しい耐久テストをクリアした堅牢性を持っているため、持ち歩きの多い学生や外出先で作業するビジネスユーザーにも安心。性能・耐久・使いやすさのバランスが取れた1台です。
HP:Envy x360 14-fc
特徴
- ノートにもタブレットにも
- Core Ultra搭載でAI対応
- 約1.39kgで持ち運び楽々
価格 | 201,300円(税込)から |
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現在セール中! | 144,800円(税込)から |
- スペック詳細
CPU インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125U
インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155UOS Windows 11 Home 64bit メモリー 16GB
32GBストレージ 512GB
1TBディスプレイ 14.0インチ、2.8K(2880×1800)、OLEDタッチディスプレイ バッテリー 最大15時間 重量 約1.39kg
HPの「Envy x360 14-fc」は、用途にあわせてノートパソコンにもタブレットにも切り替えられる、柔軟性の高い2-in-1モデルです。
搭載CPUは、Core Ultra 5またはCore Ultra 7から選択可能。作業内容や予算にあわせて、自分にぴったりのスペックを選べるため、用途に合わせた無理のない選択がしやすくなっています。
日常的な資料作成やエンタメ利用にも強く、タブレットモードでは省スペースでの動画視聴や手書き入力にも対応。バッテリー持続時間もCore Ultra 5搭載モデルで最大15時間と、外出先での使用にも安心できる設計です。
さらに、AIアシスタントをすぐに呼び出せるCopilotキーを標準搭載。面倒なメール返信や調べものも、ワンタッチでサポートしてもらえるので、日常のちょっとしたタスクもぐっと効率化できます。
本体重量は約1.39kgと軽く、室内・室外を問わず、「どこでも使える1台」として頼れる存在。仕事にもプライベートにも柔軟に使えるノートパソコンを探しているなら、ぜひ選択肢に加えたいモデルです。
Lenovo:Yoga 7i 2-in-1 Gen 10
特徴
- 2.8K OLED×タッチ対応
- ペン付属で直感操作OK
- Core Ultra 7+32GB搭載
価格 | 226,600円(税込) |
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- スペック詳細
CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V(標準)
【カスタマイズ可能】
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V
インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V
インテル Core Ultra 7 プロセッサー 256VOS Windows 11 Home 64bit メモリー 32GB(標準)
※CPUのグレードによって16GBストレージ 1TB(標準)
【カスタマイズ可能】
512GBディスプレイ 14″ 2.8K OLED(有機ELディスプレイ) (2880 x 1800) 光沢あり, マルチタッチパネル 重量 約1.38kg
Lenovoの「Yoga 7i 2-in-1 Gen 10」は、高性能・高機能で柔軟な使い方ができる2-in-1タイプのノートパソコンです。
14インチのディスプレイには、美しい発色と高解像度を兼ね備えた2.8K OLEDパネルを採用。タッチ操作に対応しており、専用ペンも付属しているので、アイデアのスケッチやプレゼンテーションにも活躍します。タブレットスタイルでの操作も可能で、使用シーンに合わせて形を自由に変えられるのが大きな魅力です。
スペックも申し分なく、標準構成ではCore Ultra 7とメモリ32GBを搭載。複数のアプリを同時に開いての作業や、画像編集のような重めの作業でも快適にこなせます。
もし予算を抑えたい場合には、CPUをダウングレードして価格を下げることも可能。ただし、CPUの構成によってはメモリが16GBになる点には注意が必要です。
本体は軽量で持ち運びもラクなので、外出先での作業が多いビジネスユーザーや、自由な使い方を求めるクリエイターにもおすすめ。
「仕事にも趣味にも使える1台が欲しい」そんな希望にしっかり応えてくれるモデルです。
VAIO:SX14-R VJS4R18
特徴
- 約38時間の長時間駆動
- 豊富なカスタマイズ対応
- 英語配列キーボード選択可
価格 | 259,800円(税込) |
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- スペック詳細
CPU Core Ultra 5 125H(標準)
【カスタマイズ可能】
Core Ultra 7 155HOS Windows 11 Home 64bit
【カスタマイズ可能】
Windows 11 Pro 64bitメモリー 16GB(標準)
【カスタマイズ可能】
32GB
64GBストレージ 256GB(標準)
【カスタマイズ可能】
512GB
1TB
2TBディスプレイ 14.0型ワイド 16:10 WUXGA 1920×1200(標準)
【カスタマイズ可能】
14.0型ワイド 16:10 タッチディスプレイ WQXGA 2560×1600バッテリー 標準バッテリー(標準)
動画再生時:最大約10時間
アイドル時:最大約27時間
【カスタマイズ可能】
大容量バッテリー
動画再生時:最大約16時間
アイドル時:最大約38時間重量 約999~1178g
VAIOの「SX14-R VJS4R18」は、持ち運びやすさとカスタマイズ性を兼ね備えた、実用的な14インチノートパソコンです。
標準構成の時点で、日常的な作業は十分こなせる性能を備えていますが、このモデルの魅力は自分に合わせて柔軟にカスタマイズできる点にあります。たとえば、+10,000円で大容量バッテリーに変更すれば、最大約38時間のロングライフ化も可能。外出先での長時間作業も安心してこなせます。
もちろん、バッテリーを大きくすれば多少重量は増しますが、それを差し引いても、長時間駆動のメリットは大きいと感じる人も多いはずです。
さらに、メモリやディスプレイ、英語配列キーボードの選択まで対応。メモリを64GBにしたい場合はCPUもCore Ultra 7へ変更されるため、予算との兼ね合いには注意が必要ですが、それも自分の使い方に応じて納得して選べる自由度の高さがある証拠です。
「軽さ」「拡張性」「使い心地」これらをバランスよく備えたVAIO SX14-Rは、持ち運べる高性能ノートを探している方にこそ試してほしい1台です。
Core UltraノートPCを選ぶときに押さえたい4つのチェック項目
気になるモデルは見つかっても、「本当に自分に合っているのかな?」と迷ってしまうこと、ありますよね。
Core Ultra搭載ノートパソコンは性能が高い分、価格もやや幅があり、用途に合わないものを選んでしまうと持て余すことも。
ここでは、購入前にぜひ確認しておきたい4つのポイントを紹介します。
後悔しない選び方をするために、ぜひ参考にしてみてください。
NPU(AI処理ユニット)の有無と性能
Core Ultraの特徴であるNPUは、AIアシスタントや画像処理系アプリとの相性に直結します。
CopilotやAI機能を活用したい人は「NPU搭載」が必須条件です。
モデルによってはCore Ultraと名がついていてもNPU非搭載のものもあるため、購入前にしっかり確認を。
例:Core Ultra 200S・200UはNPU非搭載
グレード(5 / 7 / 9)とTDP(U / H)のバランス
- Core Ultra 5:ライトユーザーや日常使いにおすすめ
- Core Ultra 7:動画編集・ビジネス用にも余裕あり
- Core Ultra 9:プロユース・重たい作業向け
また、末尾の**U(省電力)/H(高性能)**も用途に合わせて選ぶことが大切です。
持ち運び重視なら「U」、パワー重視なら「H」が基本。
Core Ultraのメモリ容量とストレージタイプ
Core Ultraをしっかり活かすにはメモリ16GB以上が理想的。AI処理やマルチタスクでは8GBだとやや物足りなくなる場合があります。
また、ストレージはSSDを選ぶと動作もキビキビ快適です。
Core Ultraの内蔵GPU性能(Intel Arc搭載)
Core Ultraには強化された内蔵GPU「Intel Arc Graphics」が搭載されているモデルもあります。
軽めの動画編集・画像補正・イラスト作成をしたいなら、グラフィックス性能もチェック対象に。
Core Ultra 7や9のHモデルは比較的GPUも強めです。
Core Ultraシリーズでよくある質問(FAQ)
Core Ultraは「これからの標準」を先取りできる選択
ノートパソコンは数年単位で使うもの。だからこそ、「今」だけでなく「未来」も見据えて選ぶことが大切です。
Core Ultraは、AI機能への対応力、処理能力、バッテリー効率のすべてを兼ね備えた、まさに次世代の標準。価格も広く展開されており、ライトユーザーからヘビーユーザーまで柔軟に選べます。
これからノートパソコンを買い替える予定の方は、ぜひCore Ultra搭載モデルを選択肢に加えてみてください。